Da Ruggero@Firenze
毎月29日恒例Perbaccoさん主宰の「肉の日」に参加しました。これは読んで字のごとし肉食の会です。ふと気づけば今はまだ復活祭前、肉断ち四旬節の真っ最中なのですが私はカトリックではないので無視。 そういえば先日呼び鈴が鳴ったので出ると「オンニッサンティ教会のものですが復活祭の祝福でご近所を回ってます。いりますか?祝福」と聞かれ、即座に私はカトリックでないので、と丁重に辞退いたしましたが、ち、異教徒め、という舌打ちが聞こえたような気も。 会場は「ダ・ルッジェーロ」@Firenze。参加者は総勢ずらり12人。本日は「肉の日」につきパスタ禁止令発令中。プロセッコ飲みつつ茹でアスパラ、カルチョーフィ、クロスティーニの前菜が終わると、息継ぐ間もなくオッソブーコ、ローストビーフ、アリスタ、ボッリート・ミストといった肉料理あれやこれやがどどどどん。ワインは1リットル・カラフがおおげさでなく「あっ」という間になくなり、老カメリエーレはテーブルと厨房の間を飛び回る。鯨飲馬食、ビスボッチャ。さらに「ここぞ!!」とばかりに老カメリエーレがエネルギー切れ寸前の老体にムチ打ち、渾身の力を振り絞ってビステッカ4キロをずどどどん、と投入すると、そこに襲いかかるのは飢えたライオンのような食べっぷりの猛者若干名(名は伏す)。体内から放射された熱はテーブル上にうずまいてとぐろを巻き、店に入って来たイタリア人が思わずひいていたのは成牛の骨も噛み砕き、皿まで食べ尽くすかのようなすさまじい饗宴ぶりにか、それとも宗教的理由ゆえか。ここでパスタ禁止令が解除されたのでしめにスパゲッティ・カレッティエラ、そしてグラッパ。面倒くさいから1本丸ごと頼んでもよかったのだが、グラス飲みで自制する。魔群の通過、もしくはペンペン草一本残さぬ軍隊アリの襲撃か。 こんなさわやかな「肉の日」はPerbaccoさんの主宰で毎月29日に開催されてますので、参加希望者はPerbaccoさんまでどうぞ。写真つきの詳しい記事はこちらにUPされてます。フィレンツェ・スパルタン強化合宿番外編。MASA

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