壮行会@Vinaino
南イタリア電車旅出発前の壮行会を挙行。いつもの食前プロセッコの後、いつものsott’oli della nonnaに久しぶりにクロスティーニをプラス。前夜、自前のcipolline in agrodolceを食べ過ぎたのでたまねぎは少なめにねと頼もうとするも、Mirellaに「たまねぎは多めね」と先を越されてしまう。ま、いいか。クロスティーニは、fegato、crema di carciofi、pesto di olive nere、melanzane piccanti。 primoは南イタリア向け準備体操として当然の選択であるcarrettiera。南へ行くとはひとことも話していないのに供されたそれは、脳髄を上へ下へと駆け巡りtreno al vapore並みに汗は蒸気と化す、要するに未体験の辛さ。しばし言葉を失い、悶絶する。Grazianoシェフによる以心伝心的贐か。 secondoはメニュにはないけれど、一応聞いてみたらあるとの答えのarista。小ぶりの二切れにたっぷりのpatate al forno。このじゃがいもが旨いのです。まわりはかりっと焼き締められ、なかはふんわりもっちり。このいも食べたさにarista頼むようなもの。でも、日によって出来が違うのがご愛嬌。 デザートは最初っから狙い定めていたチーズケーキ。登場したそれには、たっぷりと出来合いのチョコソースが...これはいらなかったんだけどな。Fulvio曰く「ガルガのチーズケーキをイメージしたんだけど。やっぱり違うよね。あそこのはヨーグルト入ってるでしょ?」。ヨーグルトは上の層だけなんだけれど。 ドルチェにはこの時期これ、と差し出されたのはモスト。発酵しはじめのブドウのジュース、微発砲で、甘くて軽くて、あぁこの時期のウィーンでは同じようなシュトゥルムを飲むなぁ...と遠い目。彼らは大コップに並々と注いだのをグイグイやっていて、ゲルマンには勝てないと思ったものでした。私には甘すぎるため、イタリア式に小さめグラスのこのくらいでちょうどいいです。mnm

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