Riffaioli@Firenze
ほぼ一年ぶりのリッファイオーリ訪店。バスに乗らなきゃなんないのが縁遠い理由ですが、たかだか10分くらいのバス乗車を億劫がるのもいかがなものか。 昼のみ営業のこの店に前日予約の電話を入れたのに、入店してみると「聞いてない」。近所の似た名前の店と間違えたんじゃないかと言われるけれど、その店を知らないので間違えようがない(つまり、そちらが控え忘れたのではないかと暗に、強く、諭す)、ということで、手近にあった「Sig.Amico reserved」のテーブルを確保。友達キープ、というテーブルがあることが薄ら確信犯っぽい。このような不測の事態に対する保険かもしれませんが、我々の少し後に来た人々はその保険の恩恵に与ることなく普通に辛抱強く待っていたので、要は辛抱すればよっぽどの宴席でも入ってない限り食事にありつくことはできるでしょう。 メニューを渡されるかその前に突き出し登場。季節ですからペコリーノと空豆、そしてborragine(ボリジ)のフリッタータ。プロセッコでそれらをつまみつつオーダーしたのが、ハトとカモと牛肉のラグー・ビアンコ(トマト不使用)のパッパルデッレ、ヴェジタリアンのパッパルデッレ(アーティチョーク、インゲン、アスパラガス、トマト)、豚のビステッカ(ハーブで風味付け、トマト添え)、付け合わせに野生のラディッキオのソテーを。苦み清々しいタンポポのような緑のラディッキオは、腸をきれいにしてくれると、店主Silvio。 チェルタルドのタマネギを使ったパスタが美味しいんですってね、と聞くと、ちょっと待ってろ、と店の外に出てどこからかそのタマネギを持って来てくれました。結球したかしないか程度に小さな紫がかった表皮のタマネギの上に勢い良く緑の葉が伸びたチェルタルドのタマネギは、その小さな下部は刻んでソースに、上の葉はスープにするという。 「まぁ試しに家でやってみな」というわけで幾つかを頂戴しましたが、お手本がないとねぇ...とりあえず、トライはしてみます。mnm

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