7年ぶりのBuca dell’Orafo
かつてフィレンツェに住んでいたフォトグラファーN氏が取材の合間をぬって7年ぶりにフィレンツェ訪問。「変わってませんねー」を乱発しながら、7年ぶりにBuca dell’Orafoへ。N氏夫人は春になるとここのchitarrine ai piselliを食べるのが楽しみだったとか。あいにく、この夜piselliはなし、代わりにポルチーニが登場していました。前菜に、ポルチーニのインサラータ(削りパルミジャーノ、レモンとオリーブオイルで)、白いんげんとツナ、牛肉のコロッケ。プリモは、penneをspaghettiに替えてもらってragu di carni bianche、spaghetti alla bottarga di baccala。バッカラの卵、つまりタラコですが、そのパスタはここでは初食。塩は薄めでややパンチに欠けたので、唐辛子オイルをオプションで。レモンをかけても良かったかもしれません。セコンドは、牛のgranpezzo al forno、仔羊のフライパン焼き、薄切り仔牛のトマトソース。塊牛肉は非常にジューシーで肉の旨味もたっぷり。ドルチェはマチェドニアとcrema bruciata(クレーム・ブリュレ)。 厨房を仕切るのは久しぶりに店主Giordano、サポートするのが若い女子二人、うち一人は先週から戦力に加わった日本橋兜町のカポこと松橋氏のお弟子、Sト。語学学校から晴れて厨房に移籍し、生き生きとしております。見かけたら声をかけてあげてくださいませ。mnm

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