週間食卓日記@FIRENZE
6月某日 只今ブカ&イノで修行中のSト連れてヴォルピ・エ・ルーヴァでフランチャコルタ、白、ロゼ、いつものクロスティーニ・コン・サルシッチャ@S吉、サラミ盛り。河岸変えてカミッロにてスパゲッティ・カレッティエラ。もしかしてパスタはママースパ?さらに仔羊のカツレツをかじっているところへヴォルピの常連ステファノ乱入。もろもろ聞きたいことがあったので飲みかけのFraccianello一杯飲ませて情報聞き出す。しめはプリンとグラッパ。 6月某日 イノに顔を出し、アレッサンドロと立ち話。バラディンのビール、サラメ・ローザ&クレマ・パルミジャーノ@ダメリーゴ、ペコリーノ&カルチューガ。近日イノの隣に引っ越し予定のオーラ・ディ・アーリア・シェフ、マルコ・スタービレが来たので同じく立ち話して近日中の撮影を約束。 6月某日 東京よりお越しの私たちの編集稼業の先輩であり敬愛する元某誌編集長K様ご来フィにつきガルガへ。フランチャコルタ飲みつつアンチョビ、モッツァレッラ&ポモドーロの前菜、パスタはヴォンゴレ&ボッタルガという禁じ手のうまみかけ算スパゲッティ。見た目は華やかだがアサリの殻にボッタルガがかなりついてしまうので殻をねぶらねばならないのが難点。さらに子牛のエスプレッソ・ラグー「ズィオ・アルフィオ」はタリアテッレで。次いでセコンドは子牛のグリル、ロンバティーナにポルチーニ・トリフォラーティを乗せたスパシャル。まだ出始めたばかり(東欧産?)のポルチーニは牛肉と相性がよろしい。夏に向かってイタリア産が出回れば傘のグリルを帽子のようにフィレ肉にのっけた「アルピーニ」が楽しめます。さらにグラッパとさくらんぼ。締めはアルテ・バーでフローズン・マルガリータ。 6月某日 取材の合間にプラートからフィレンツェに一瞬戻り(詳細後述)サン・ロレンツォ近辺で半端なこの時間(15:00)でもビステッカが食べられる某店へ。ロンドンから来たN女史と2人で生ハム&モッツァレッラの前菜の後は2人でビステッカ1kg40ユーロ+ファジョーリ、スプナーチ。以前薬局があった場所にできたトラットリアが瞬く間につぶれ、その後にできた店だけに期待はしてなかったのだが意外に(?)よかったです。モッツァレッラは袋詰めのものだけど生ハムは甘口厚切りのローカル、ビステッカはフィレを取り除きコントロフィレット、つまりロースのみだったが焼き加減、塩梅、熟成ともによし。付け合わせの豆、ホウレンソウともにまたよし。これら全てに香り高いグロッセートのオイルをかけて食べる鮮烈で爽快なトスカーナの昼食。 6月某日 いきなり暑くなったフィレンツェだがプラート市長にインタビューのためジャケット来て帰りにマッテイのビスコッティ買ってようやくフィレンツェに戻る。ヴィナイーノに途中参加で合流してスパゲッティ・カレッティエラと子牛のスカロッピーナ・アル・リモーネ。しめはグラッパ。今日の店番はミレッラにつき勘定は激安。 6月某日 このところごぶさたしてた市場近くのカサ・デル・ヴィーノにてQuarts2007@Terlanoなど家飲み用ワイン5本購入。ファランギーナ・スプマンテ飲みつつ久しぶりの永世定番プロシュート・アロスト&インサラータのスキャッチャータ。「フィレンツェ美食散歩」の写真付き解説は注文に役立ってるようで本日もそうした方が一組。「昨日来た客は7ユーロなのに70ユーロ置いてきそうになったぞ!!」とジャンニ。勘定書はしっかり確認せんといけません。写真はイメージで先日ローマで食べたアグスタレッロの仔羊のスコッタディート。ローマの原点にして忘れられない背徳の味。美味しいお肉をちょっとだけ。MASASAPORITAをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
早くもマルコ引越しですか。うちはまだまだですが、
こっちのモッツァレッラとウマテッカも良い感じですので、
機会がございましたら遊びに来てください。
SS様
ごぶさたしておりますがお元気そうなご様子は先日届いた某婦人誌Eで拝見しました。マルコの店は厨房はすでに完成し、引っ越し完了間近。その様子はまたこちらにてお知らせします。食べたいなぁウマテッカ。MASA