ボットゥーラ、レフェットリオについて語る 2019.03.10
来たる2019年3月9日から11日まで、フィレンツェのStazione Leopoldaにて毎年恒例の食の見本市、第15回TASTEが開催される。これはプロシュット、サラミ、チーズなど食の生産者が約400社一同に会する貴重な機会で、最上級のイタリア食材を知る上にはもはや欠かせないイベントとなっている。パルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ、プロシュット、クラテッロなどなど各ブースで試食してみると「これほど美味しかったのか!!」と目からウロコが溢れること必須。なによりも食材とはコンディションと、何よりも生産者が最も重要だ、と再認識できる機会だからだ。
また、毎年TASTE会場ではさまざまな食のコンベンションが行われており、昨年はグアルティエロ・マルケージとその映画について語られたことも記憶に新しい。そして今年の目玉はといえば、3月10日(日)16:30から特設会場Ringで行われる2人の3つ星シェフによる対談だ。登場するのは「オステリア・フランチェスカーナ Osteria Francescana」のマッシモ・ボットゥーラ Massimo Botturaと「レ・カランドレ Le Calandre」のマッシミリアーノ・アライモ Massimiliano Alajmo。テーマは “Il sociale nel piatto degli chef シェフと料理における社会貢献”だ。これは2015年ミラノ万博を機にボットゥーラが始めた社会的活動「レフェットリオ」についての考察や現状についてと、すでにアライモが15年間に渡って活動を続ける、児童基金Associazione Uniti per Crescereと終末医療期間Hospice Pediatricoのための慈善活動について語る予定。以前からボットゥーラは「ミラノ、ロンドン、リオ・デジャネイロ、パリの次はNYと東京でレフェットリオを展開したい」と語っているが注目の最新状況やいかに?
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