Osteria Francescana4月3日まで休業宣言
コロナウイルスの猛威が吹き荒れるイタリアにおいて現在レストランも夜18時以降の営業は禁止。移動禁止令が出たエミリア・ロマーニャ州、モデナにある世界一予約が取れないレストラン「オステリア・フランチェスカーナ」もその例外ではなく、マッシモ・ボットゥーラ自らがビデオメッセージをYouTubeにアップし、コロナウイルスの感染を防ぐため、本丸である「オステリア・フランチェスカーナ」はじめ「フランチェスケッタ58」「カーサ・マリア・ルイージア」という自ら所有する3つのレストランとホテルを4月3日まで閉めると宣言した。
昨年12月には現在キャンセル待ちが34万4000件ある、とボットゥーラは発言したが、コロナウイルスの影響で流石に最近では外国からの予約がことごとくキャンセル、最近では僥倖を待ちながらキャンセル待ちをしていたモデナ在住のフーディーズたちにその権利が回ってきた、というエピソードが報告されている。現在の規制対象は夜18時以降なので、ランチのみ営業という選択肢もあったがボットゥーラは現状を鑑みて全面的に閉めることを選んだ。「Torneremo piu’ forti より強くなって戻ってけくるぜ」と力強く宣言したボットゥーラ。過去何度も苦しい時期を乗り越えてきただけにこの受難を機によりパワーアップして戻ってくることを期待したい。とはいえ、ボットゥーラのケースとは異なり、レストランを開けていても意味がない、と一時的にせよレストランを閉めるシェフも続出。一体この自体はいつまで続くのか?と頭を抱えるシェフも多いことかと思う。イタリア・レストラン業界の明日はまだまだ先が見えない。SAPORITAをもっと見る
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