パルミジャーノ・レッジャーノ、コロナでも売り上げ絶好調

メイド・イン・イタリーを象徴する食材のひとつであるパルミジャーノ・レッジャーノは、生産、輸出共に過去最高を記録した2019年度に続き、コロナ・ウイルスの猛威が吹き上げた2020年度上半期も好調を持続した。2019年は生産量が前年比1.47%増、生産された約375万玉(150,167トン)とパルミジャーノ・レッジャーノが誇る長い歴史においても過去最高となり、消費レベルでの推定売上高は26億ユーロ(約3250億円)に達した。過去3年間においても生産量は8.1%増となっており、世界規模での人気がうかがえる。また、2020年上半期はロックダウンが続いたイタリア国内での売上高は前年比6.1%増(201932,000トン→202034,200トン)、海外への輸出はなんと11.9%と二桁増加した。

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会のニコラ・ベルティネッリ会長以下のようにコメントしている。

「パンデミックの危機においても協会は活動を止めず、品質管理の継続を強化して消費者を保護しました2020年上半期のイタリアでの成長率は+6.1%、輸出は11.9%増加を記録しました。これは非常に困難な時期にも関わらず素晴らしいデータです。

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会は1934年に設立され、北イタリアの限定生産地域内に酪農場2,820か所、チーズ工房は321軒あり、イタリア全土の牛乳生産量の16%に相当する194万トンの牛乳がパルミジャーノ・レッジャーノ用に生産されている。2019年の生産量は150,167トン (前年比1.47%増)、生産出荷レベルでの推定売上高14億ユーロと、DOP(原産地呼称保護)製品の中で価格ベースではNo.1を誇る、まさにメイド・イン・イタリーを代表する食材だ。輸出シェアは41%(前年比4.3%増)で、2019年の輸出先はフランス(21%)、アメリカ(20.9%)、ドイツ(17.8%)、イギリス(12.3%)、カナダ(3.9%)で、対日輸出量は891トンとなっている。(数字は2019年のデータ)

https://www.parmigianoreggiano.com

 


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