「パネットーネ・ソサエティ」誕生
イタリアのクリスマス菓子、パネットーネの日本での普及を促す任意団体「パネットーネ・ソサエティ」が11月1日に発足しました。 ミラノ発祥のパネットーネは、小麦粉と水で起こした発酵種を元に、バター、卵黄をこれでもかと大量に投入して、ドライフルーツを混ぜ込み、長時間発酵を経て出来上がる手間のかかるお菓子。20世紀前半にミラノの大手製菓メーカー2社が競うように大々的に売り出し、スーパーマーケットにも並ぶようになって、全国に広まりました。今では、クリスマスが近づくこの時期に、伝統的なミラノ式パネットーネと、ファンタジー溢れるオリジナル・パネットーネが街のいたるところに見られるようになり、また、才能ある菓子職人たちによるパネットーネ・コンテストがミラノを始め各地で開催されるようになったのです。 日本でもパネットーネは、少しずつその知名度を上げてきていますが、まだまだ知られていない存在。1つが大きい上に、なんだかパサパサしていて今ひとつ、というイメージも先行しているようです。でも、本当に美味しいパネットーネは、ある程度の大きさが必要で、そしてパサパサなんてしていません。本物のパネットーネの魅力についての語り部となる、それが「パネットーネ・ソサエティ」の設立目的なのです。


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