ウフィッツィ美術館からの料理メッセージ Uffizi to Eat
2020年11月以来休業が続くウフィッツィ美術館が料理と絵画をテーマに新しいプロジェクト「ウフィッツィ・トゥ・イート Uffizi to Eat」を発表。To Eatとはいえその内容は日本のGo to Eatとは全く異なり、同美術館所蔵の食をテーマとした作品をモチーフとし、トスカーナを代表する料理人たちがレシピや料理をビデオ投稿するというもの。未だウフィツィ美術館を訪れることが叶わない世界中の美術ファン、そして同じくレストランでイタリア料理を楽しむことができない人のために食と絵画という、実にイタリア的なふたつの芸術の結び付きを再認識させてくれるもの。
例えば「チブレオ Cibreo」シェフ、ファビオ・ピッキ Fabio Picchiはジャコモ・チェルーティ Giacomo Cerutiの「少年と魚 Ragazzo con pesce」をセレクト。パンツァーノ・イン・キャンティのカリスマ肉屋であり、店で常にダンテの「神曲」を吟じることでも名高いダリオ・チェッキーニ Dario Cecchiniはヤコポ・キメンティ”レンポリ” Jacopo Chimenti detto “L’Empoli”の作品”Dispensa con botte, selvaggina, carni e vasellame“のチェッキーニ・バージョンを披露する予定だ。同じくレンポリの静物画に描かれた食材を使ったレシピを提案するのは「ダ・カイーノ Da Caino」の女性シェフ、ヴァレリア・ピッチーニ VAleria Piccini。「オーラ・ダーリアOra D’Aria」のマルコ・スタービレ Marco Stabileはジョルジョ・デ・キリコ Giorgio De Chricoが描いたピーマンとブドウに料理で挑む予定。トスカーナのシェフによるビデオはこの先もまだ続くとのことだ。詳細は公式FBページhttps://www.facebook.com/uffizigalleries/から。
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