イタリアはまたしても5州がオレンジゾーン突入
イタリアにおける新型コロナウイルス対策の行動制限(DPCM)は、1月上旬から約5週間、3段階(赤、オレンジ、黄)の中でも最も制限が緩やかな黄色(Zona Gialla)が続いていたのだが2021年2月14日(日)からまたしても行動制限が開始された。今回あらためてオレンジ(Zona Arancione)に指定されたのはトレンティーノ・アルト・アディジェ、リグーリア、トスカーナ、ウンブリア、アブルッツォの5州。一方それまでオレンジだったシチリアは2月15日より黄色へと一段階行動制限が緩和される。オレンジになると生活がどう変わるかというと以下の通りだ。 1、商店、レストラン、バールなど 店内での飲食禁止。5:00〜18:00テイクアウト含む食品の販売可能。店内に調理設備がある場合は18:00〜22:00の営業も可能。デリバリーは24時間可能。ホテル内の飲食施設は、宿泊者のみ5:00〜18:00以外も利用可能。高速道路、空港、病院内などの飲食施設は18:00以降も営業可能。祝日、祝前日は食料品、薬局、新聞などをのぞき大型商業施設は営業禁止。 2、美術館、博物館 禁止 3、劇場、ライブハウス、コンサート 禁止 4、見本市、展示会 禁止 5、スポーツイベント、大会 各スポーツに関してはスポーツ省各部門の規定に準じる。アマチュア・コンタクトスポーツの大会、競技会は禁止。 6、ジム、スポーツクラブ リハビリ、認定されたアスリートの活動をのぞき禁止。 7、移動 5:00〜22:00の間は州内での移動は可能。上記時間外(夜間)は外出禁止。友人、親戚宅への訪問は1日1回、最大2人まで可能。14歳未満の子供、介護、介助を必要な場合はのぞく。 一般の生活においてもっとも関心が高いのは1のレストラン、バールなどの営業だが違反者(店)には厳しい措置が取られる。ちなみにオレンジゾーン適用初日の2月14日は、ランチタイムに誕生パーティを行なっていたフィレンツェ郊外のレストランがカラビニエリの摘発をうけ5日間の営業停止。40人の参加者、経営者にはそれぞれ400ユーロの罰金が課せられた。SAPORITAをもっと見る
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