パスタ法典(1983年) Vincenzo Buonassisi著 / 西村暢夫、木戸星哲訳
1983年発売、日本のイタリア料理界に衝撃を与えた大著「パスタ法典 Il Codice della Pasta」( Vincenzo Buonassisi著 / 西村暢夫、木戸星哲訳)がSAPORITA VINTAGE BOOKSから1冊限定で登場。パスタ王と評されたジャーナリスト・評論家ヴィンチェンツォ・ブオナッシージ Vincenzo Buonassisi 1918 – 2004)はアブッルッツォ州都ラクイラに生まれ、法学部を卒業した後第二次世界大戦では北アフリカ戦線に従軍、捕虜となるも、戦後にはCorriere della Seraでジャーナリストとして働き始める。当初はオペラ担当でカラヤンやマリア・カラスとも親交が深かったがやがてガストロノミー担当となり、多くの記事や著書を執筆した。いわば20世紀のペッレグリーノ・アルトゥージ Pellegerino Artusiともいえるがブオナッシージの場合は特にパスタに特化し「パスタ法典 Il Codice della Pasta」「新パスタ法典 Il Nuovo Codice della Pasta」という2冊の大著を残した。90年代には雑誌BRUTUSの特集記事で来日を果たし、La Gola、Acquapazzaなど当時東京のイタリア料理ブームを牽引していたレストランを食べ歩き、評論したことから「パスタ王」と呼ばれるようになった。翻訳は日本におけるイタリア料理のパイオニアである西村暢夫、木戸星哲両氏。いまや事実上入手不可能な一冊。SAPORITAをもっと見る
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