BULGARI x CAMPARI RED NIGHT 最新レポート

去る2022年5月6日(金)・7日(土)の2日間にわたり、銀座「ブルガリ ラ・テラッツア ラウンジ」にて「Bulgari x Campari  RED NIGHT」が開催された。当日のドレスコードはサムシング・レッド=何かしら赤いアイテムを身につけること。GW最後の夜を楽しもうと詰め掛けた人々はみな一様に赤いドレスやネクタイなどを身につけて来場。「ブルガリ ラ・テラッツア ラウンジ」はしばしアカンパリのイメージカラーである真紅にそまったのだ。この日はカンパリ カクテルコンペティションで優勝した4人のバーテンダーがそれぞれコンペティションの優勝カクテル+この夜限りのオリジナルカクテルを披露、合計8種類のカクテルが特別に味わえたのだ。

まず2021 CT Spirits Japan カクテルチャレンジ カンパリ部門優勝者である「ブルガリ イル・バール」の石岡雅人氏は「フレッチャ・ロッサ」を披露。これはカンパリ、酒精強化フラスカーティ、カカオ、モッツァレッラを使った一杯。フレッチャロッサとはイタリアを南北に走る高速鉄道のことだが、石岡氏はカクテリの中でイタリアの旅を表現。ミラノ=カンパリ、ローマ=フラスカーティ、モッツァレッラ=ナポリとイタリア各地を代表する味を詰め込んだ。イタリア半島の形にレモンピールを切り抜いた「フレッチャ・ロッサ」も洒落が効いてる。

カンパリ・ブランド・アンバサダーの小川尚人氏は2018 CAMPARIバーテンダーコンペティション 日本チャンピオン。「オ・パフメ・ネグローニ」はクリアカンパリ、白茶、緑茶、ベルガモット、白桃、マーガオを使った、カンパリなのに透明に仕上げたカクテルで、日本的な香りとカンパリが絶妙にマッチ。

2019 CAMPARIバーテンダーコンペティション 日本チャンピオンの静岡「BAR VACANZA」眞野貴代氏が作ったのは「マーノ・ア・マーノ」。カンパリ、チンザノドライ、カモミール、レーズン、デーツ、シナモン、卵白。甘くてスパイシー、デザートにもなりそうな一杯は卵白の泡で香りを閉じ込め、桜の花びらを一片トッピング。なにより本人の名前にかけた「マーノ・ア・マーノ」(=手を取り合って)というネーミングも洒落ている。「でもコンペティションではこの名前、全然受けなかったんです」と眞野さん。この夜のベスト。

最後は広島「The Bar Top Note 」野間真吾氏で2021 CT Spirits Japan カクテルチャレンジ カンパリ部門優勝。「ファヴォリート」とはお気に入りの、という意味だがカンパリ、チンザノロッソ、オリーブ浸透液、ローズマリー、トニックウォーターをシェイクしたあと、最後にパルミジャーノ・レッジャーノをすりおろす。なんとも大胆なチーズ入りカクテル。 いずれも甲乙つけがたく、イタリアを強く意識したカクテルなのが何よりも印象に残った。そして今回ホスト役となった「ブルガリ イル・バール」は「イル リストランテ ルカ ファンティン」に負けじとカクテル&ミクソロジー部門で意欲的に活動、積極的にコラボやイベントに取り組んでいる。イタリア的思考のカクテルをのませてくれるバーは東京広いとはいえそう多くないのだが、ますますイタリア化が強まる「ブルガリ イル・バール」の今後の活動も注目だ。 www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo-osaka-restaurants/tokyo/il-bar

 

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