クラフトビール&香港料理のベストマッチ「Carbon Brews Tokyo」
2022年3月、東京赤坂にOPENしたのが香港発のクラフトビール「Carbon Brews カーボン・ブリューズ」の世界一号店となるタップルーム「Carbon Brews Tokyo カーボン・ブリューズ・トーキョー」だ。「Carbon Brews 」は2021年12月に日本に上陸したばかりだが、このタップルームでは現在7種類(定番6種+シーズナル1種)のオリジナル・クラフトビールと香港伝統の家庭料理や屋台料理のミク合わせが楽しめる。
例えば「Earth People アース ピープル」は通常のラガーより複雑なレシピで作られた豊かなフレーバーが口中に広がるドライホップラガーで、クリーンでフレッシュな後味が特徴的。「 Feels Good Man フィールズ グッド マン」はウイートタイプでシトラス、カルダモン、オレンジピールのアロマに加え爽やかな柑橘系の味わい。 「Crazy Rich Lupulins クレイジーリッチ ルプリンズ」はダブルヘイジ―IPA、マンゴーやパパイヤといった完熟系トリピカルフレーツのフレーバーで8.2%と味わいもリッチ。「Baby Rich Lupulins ベイビーリッチ ルプリンズ」はセッションヘイジ―IPA、フルーティなホップとライトな味わいかつジューシーで飲みやすい。ベルリナーヴァイセ「Sour Punch サワーパンチ」はトルピカルフルーツに加えてクランベリーなどのベリー系のニュアンス。色合いもヘイジー(かすんだ)で濃いピンク色なのも特徴。The International Beer Cupでの受賞歴もある「Carbon Brews」のフラッグシップビールだ。セッションIPA「Staying Alive ステイイング アライブ」は柑橘系のアロマに加えたアメリカ産ホップを混合しているので青い松のような(=パイニー)風味のIPA。
一方料理はというと香港のソウルフード「腸粉(ちょうふん)」は具材を生春巻きの生地で包み、蒸しあげた飲茶の定番。中の具材はチャーシューかシュリンプから選べXO醬と辣椒醤を使ったピリ辛のタレ2種類で食べ比べることができる。香港式ロースト肉「焼味(シウメイ)」は、チャーシュー、豚バラ、鶏、鴨肉の4種を盛り合わせで海鮮醤とマスタードソースの2種類のソース。「タイフーンシェルター」はいかのチリフレークで、古くから台風時に避難する屋形船(タイフーンシェルター)で提供されたとされる屋台料理。カレー粉やチリパウダーで味付けしたイカの唐揚げはサクサクでビールにあうこと間違いなし。「麻婆豆腐チーズポテト」はビールとお供の定番であるフライドポテトに、大胆にもチェダーチーズと麻婆豆腐をトッピング、これがまた後引く味わい。「牛肉炒め米粉麺」は平打ち米粉太麺を牛肉や野菜とともに炒めたしょうゆ味の麺料理なのだが、これもビールにあうようにとやや濃いめの味付け。「パイナップルパン」としても知られるパイナップル形の定番デザート菠蘿包は中の具材がチャーシューとあんこレーズンバターから選べるのだが、後者は甘いのにこれまた不思議とビールと相性が良いくせになる甘さだ。
「Carbon Brews」は内部のデザインチームによるアートワークも美しく、缶のデザインはじめ視覚的にもゲストを楽しめる仕掛けがいっぱい。季節が良くなってビールが飲みたくなってきたここ数日。3年ぶりに復活するビアホールもいいが、地下で味わう香港クラフトビールも選択肢のひとつに加えてみてはどうだろう。
Carbon Brews Tokyo カーボン・ブリューズ・トーキョー
東京都港区赤坂3-14-2-B1
Tel03-6426-5332 日休
16:00〜23:00
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