パネットーネ・コンテストin Japan 2022開催決定、参加者募集中
パネットーネの故郷イタリアでは、さまざまなパネットーネ・コンテストが行われる。菓子職人、パン職人などプロがその技を競うコンテストである。だいたい11月、クリスマスの足音が近づいてくる頃に決勝戦があり、審査会場に隣接するスペースは一般にも解放されて出場者のパネットーネを試食したり、購入することもできるコンテストもある。いわばフェスタだ。 日本ではプロを対象としたパネットーネ・コンテストは初めての試み。主催者のパネットーネ・ソサエティはパネットーネを日本でもっと広げるべく活動している団体で、作り手をサポートすることを活動の指針の一つに挙げている。 このコンテストは、作り手同士の情報交換の場になり、お互いの切磋琢磨の場になることを目的としている。トップを目指すことも重要だが、ステップアップの手段と捉えてもらうことも同じくらい重要である。イタリアのコンテストは、優勝したりファイナリストに残ればその結果が売り上げに繋がるだけでなく、作り手同士が連帯して業界を盛り上げるためにも参加するという意識がある。日本は孤高の職人が多いかもしれないが、コンテストのそんな一面にも注目してもらいたいというのがパネットーネ・ソサエティの願いだ。 コンテストはイタリアとほぼ同じ手法をとり、審査員はブラインドテイスティングで採点する。一般の料理やお菓子のコンテストと違うのは、工程が長く複雑で、設備も必要なことから、実技審査がないことだ。エントリーは11月10日締め切り、11月16日までにレシピ、任意だが製造工程の動画または画像を提出(いずれも外部には公開しない)。16日必着でパネットーネを事務局に送付する。一次審査は11月21日、最終審査は11月24日、当日午後結果発表と表彰、そのあとに一般に会場を解放し(有料)、試食と販売が行われる予定だ。なお、出場者で希望する人にはイタリア・アグリモンタナ社のオレンジキューブ(3kg)が無償提供される。 コンテストの詳細は、こちらへ。 一般入場の前売りは、こちら。    

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