パネットーネ・コンテスト in Japan 2024 最終審査11月24日は一般公開
イタリアの伝統的発酵菓子パネットーネの日本での普及を目指す団体「パネットーネ・ソサエティ」が、「パネットーネ・コンテストin Japan 2024」を開催している。リエヴィト・マードレ(酵母を起こし、粉と水で種継ぎを重ねて発酵力を高めた自家培養発酵種)のみを使用した職人手作りのパネットーネを対象とする同コンテストは今年で3回目。前回までは伝統的なミラノ・クラッシコ部門のみだったが、今回は新たにチョコレート部門が設けられた。 職人手作りのパネットーネ(パネットーネ・アルティジャナーレ)はイタリアでも昨今、変化が著しい。リッチなパンという昔ながらのスタンスを守る職人もいるが、よりエレガントで華やいだ香りとシルキーな食感を追求する職人が増えている。アメリカなどでは大きな気泡が目立つ内相のパネットーネが好まれる傾向があるが、イタリアでは穴ばかりを強調するものは評価されない。正しい発酵を経た、パネットーネ特有の骨格、香りと味わいを持つかどうかが重要視される。 パネットーネ・コンテストin Japanは、イタリアの基準に基づきながら、日本の作り手の技術発展に貢献すること、また、より優れたパネットーネが多くの人の目にとまることを目的としている。それゆえ、最終審査を一般公開し、ファイナリストのパネットーネの試食会も行う。職人が手がけるパネットーネを一度に比較、味わえるまたとない機会だ。 また、11月27日〜12月3日、三越日本橋本店のフードコレクションにおいて、パネットーネ・ソサエティが、過去のコンテストの最優秀賞者のパネットーネやパンドーロ、今回の最優秀賞のパネットーネを販売。イートインも予定している。
SAPORITAをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。