サルデーニャ!7レストラン・チーカッパ@オリエーナ
薄暮の時はとうに過ぎ、夜の闇がしずしずと降り始めた頃、我々はその晩の宿と決めたB&Bに到着した。オリエーナという標高379m、人口7千800人ほどのちょっとした町である。より標高の高いヌオロから下りてくれば、町の灯りがとても綺麗に見えるという… 続きを読む
薄暮の時はとうに過ぎ、夜の闇がしずしずと降り始めた頃、我々はその晩の宿と決めたB&Bに到着した。オリエーナという標高379m、人口7千800人ほどのちょっとした町である。より標高の高いヌオロから下りてくれば、町の灯りがとても綺麗に見えるという… 続きを読む
サルデーニャ旅を前に、自宅で資料を読むなどして準備をしていた時、我が家の古い洗濯機を修理しにきた電器屋のおじさんがサルデーニャの地図を広げているのを見て、「サルデーニャに行くの?どの辺?」と聞いてきた。まずはバルバージア地方へ行くと答えると、「僕も行… 続きを読む
道は山越えの様相を見せ、いくつかの集落を抜けながら、やがてガヴォイという町に着いた。バルバージア・オッロライ地方の少しは大きな集落である。旧市街の道は細く、傾斜が結構厳しい。ちょうど昼時だったからか、通りにはすれ違う人もほとんどない。密やかといっても… 続きを読む
空からの玄関は大きく二つある。一つは州都カリアリであり、もう一つはバカンス客を迎えるオルビアだ。カリアリとオルビアはバスで4時間ほどの道のりである。なぜそんなことを知っているかというと、カリアリに降りるはずが悪天候で叶わずオルビア着となり、手配された… 続きを読む
ワインの国イタリアでは、長らくワイン以外のアルコールへの関心は薄かった。ワインだけでなく食についてはかなり保守的な国である。それは、食文化として優れて発展しているからという理由もあるが、よその文化の情報があまり入ってこなかったことも大きい。その証拠に… 続きを読む
毎年11月は、世界イタリア料理週間(11月19日〜25日)を始め、さまざまなイタリア料理関連のイベントが催される。パルミジャーノ・レッジャーノチーズ協会CFPRもパルマよりシェフを招聘し、東京・丸の内のイタリア料理店「トラットリア・クレアッタ」でパル… 続きを読む
プロセッコ巡り番外編は、バーカロ巡り。昨今イタリアでは、バーカロ・スタイルを真似るロカーレが増えている。つまり、立ち飲みでいろいろなつまみ料理や小ぶりのパニーノ、三角サンドイッチのトラメッツィーノも楽しめるバールだ。そのほとんどが新しくピカピカで、た… 続きを読む
トレヴィーゾの食といえば、冬野菜のラディッキオ・トレヴィジャーノ(ラディッキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾIGP)が有名だが、それよりも世界的に知られているものがある。クリームと香ばしいカフェで作られるティラミスだ。発祥には諸説あり、ヴェネツィアを始… 続きを読む
プロセッコDOCはヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の合わせて9つの県が生産地域に指定されており、瓶詰めまで行う生産者は348社あると既に書いたが、その中には、家族経営の単独オーナーワイナリーから、生産者組合式ワイナリー、そしてワイナリ… 続きを読む
プロセッコをあまり意識したことがなくても、ゴールドに輝くボトルは一度見たら忘れられないだろう。このゴールドボトルのプロセッコを手がけるボッテガ社は品質だけでなく「どう楽しんでもらうか」にも重点を置いた生産者で、斬新なデザインや積極的なプロモーションも… 続きを読む