19世紀の飛脚御用達トラットリア・コリエリ
トラットリアとは本来街道筋にあり、旅人や馬を休ませるための食堂兼旅籠で、郷土料理を食べさせる店であった。そうした意味では1800年代に創業したパルマの「トラットリア・コリエリ Trattoria Corrieri」は真のトラットリアである。というのも、そ… 続きを読む
トラットリアとは本来街道筋にあり、旅人や馬を休ませるための食堂兼旅籠で、郷土料理を食べさせる店であった。そうした意味では1800年代に創業したパルマの「トラットリア・コリエリ Trattoria Corrieri」は真のトラットリアである。というのも、そ… 続きを読む
「オステリア」とは本来量り売りのワインが飲め、簡単なつまみもある居酒屋のこと。しかし最近ではワイン&チーズに凝ったスローフード系オステリアから、モダン・ビストロのようなオステリア、さらにはクリエイティヴ系リストランテまで幅広くオステリアと名乗っている… 続きを読む
2019年はモンテプルチアーノ・ダブルッツォ Montepulciano d’Abruzzo DOC制定50周年にあたることから、アブルッツォ州ではワイン、料理、観光を組み合わせてツーリズムを誘致する、ワインツーリズム戦略に取り組んでいる。その… 続きを読む
フィレンツェ生まれのカクテル「ネグロニ」は今年生誕100周年を迎える。その名もカミッロ・ネグロニ伯爵は美食家としても有名だったが、お気に入りのカフェ・ソニーニで定番カクテル「アメリカーノ」のレシピ、すなわちカンパリ、スウィート・ベルモット、ソーダをソ… 続きを読む
初めて「アルディーナ Aldina」を訪れたのは「イタリアの市場を食べ歩く」の取材でイタリア中の市場を飛び回っていた2002年のこと。北イタリアにある屋内市場の中では最も美しい市場のひとつである、アルビネッリ市場正面にあることから、市場巡りの後に昼食を… 続きを読む
フィレンツェ中心部から少々離れたとこにある老舗トラットリア「ヴェッキア・ベットラ Vecchia Bettola」を初めて訪れたのは1995年だったからすでに24年前になる。当時まだネットでのレストラン情報などなかった時代、頼りになるのは一部日本の雑誌の… 続きを読む
サンタンブロージオ市場はフィレンツェの市場の中でも、現役バリバリでいまだに下町の雰囲気を残している。そのサンタンブロージオ市場の一角にある昼のみ営業、その名を通りトリッパを中心とした内臓料理を食べさせてくれるのがトリッパイオ・ディ・サンタンブロージオ … 続きを読む
1986年、当時イタリア史上初のミシュラン3つ星を獲得したばかりだったレストラン「グアルティエロ・マルケージ」の店の前で、ヌオーヴァ・クチーナ・イタリアーナの創始者である故マルケージを若手スタッフが囲んで撮影した一枚の有名な写真がある。前列右端がアク… 続きを読む
スローフード協会が発行する「オステリエ・ディタリア Osterie d’Italia」は郷土料理を出すオステリアはスローフード協会が指定する保護対象食品プレシディオなどを扱う店を取り上げたレストランガイドだが、実はよく読んでみると各街で酒飲み… 続きを読む
ボッリートミストとは牛や鶏、豚などさまざまな肉をブロードで茹で、少量づつ切り分けて食べる冬のご馳走で、特にピエモンテ州とボローニャ以西エミリア地方が名高い。まだ春には少々遠い冬のモデナで訪れた「トラットリア・ビアンカ Trattoria Bianca」は… 続きを読む