イタリア・サルーミ図鑑3 Salame
サラーメ
イタリア全国で作られるバリエーション豊かな肉製品
サラーメとはいわゆるサラミ類の総称のこと。製法におけるサルーミの分類はまずプロシュット・クルードのような「ペッツォ・インテーロ=一体型」と「インサッカーティ=詰め物型」に大別される。さらにそれぞ… 続きを読む
サラーメとはいわゆるサラミ類の総称のこと。製法におけるサルーミの分類はまずプロシュット・クルードのような「ペッツォ・インテーロ=一体型」と「インサッカーティ=詰め物型」に大別される。さらにそれぞ… 続きを読む
豚の肩肉を使ったインサッカーティで、地方によってはカポコッロCapocollo、カピコッロCapicollo、ロンツァLonzaなどと呼ばれる。エミリア・ロマーニャ州のパルマ、ピアチェンツァで作られ… 続きを読む
手元に世界地図があれば見て欲しいのだが、長靴型をしたイタリアという国は南北に長く北はアルプス、南は地中海に面している。ゆえに四季が豊かで、地方ごとに異なる気候がさまざまな食材を生み出して来た。さらにローマ帝国崩壊以降1… 続きを読む
やがて行進には牛車の部隊が合流する。トラッカスと呼ばれる牛車をひく牛は牛飼いとお揃いの刺繍や花、大小無数の鈴や鐘をつけ、からころと牧歌的な音を立てながら登場した。牛車の看板を見るとモナスティール、セストゥ、ヴィッラ・サン・ピエトロ、モンセラート、シン… 続きを読む
5月1日祭り当日の朝、例によってマウリツィオが煎れてくれたカフェ・ラッテと自家製パンの朝
食を終え、支度をすませると「では、健闘を祈る」とマウリツィオが送り出してくれた。首にプレスカード、両肩にカメラをぶら提げてフラ・イニャツィオ・ダ・ラコーニ通りに出… 続きを読む
サント・エフィジオといえばカリアリでは泣く子も黙る街の守護聖人である。毎年5月1日にカリアリ周辺で行なわれる「サント・エフィジオの祭り」は州都カリアリのみならず、サルデーニャ全土の町々村々から伝統衣装に身を包んだ信者が集まるサルデーニャ最大にして最も… 続きを読む
ローマの「国立パスタ博物館」が改装のためクローズしてからもうどれぐらい経つだろうか。その間何度も「間も無くリニュールオープン」という噂が浮かんでは消えていった。旧ベルルスコーニ政権が文化事業関連の予算を大幅に削減したこともあり、とうとう再びパスタ博物… 続きを読む
少し前の話になるが、2018年9月イタリア初のスターバックスがミラノ中心部に誕生した。場所はというとドゥオモから徒歩3分のコルドゥシオ広場。かつて中央郵便局があった歴史的建造物を改装したものだ。連日大行列で入場制限しているとか、入り口でファッションチ… 続きを読む
東京のイタリア料理店について語るとき「**州料理の店」「@@地方料理の店」というような表現を耳にすることがよくある。例えばトスカーナ、シチリア、ピエモンテ、そうした土地に長く暮らしたシェフが日本で店を開くと、強い郷土愛を前面に押し出したイタリア料理店… 続きを読む
サント・スピリト地区にある「エノテカ・モンドヴィーノ」は1958年にリナルド・プッチが創業した老舗エノテカ。当時はグラス売りのワイン(というよりもコップ売り)とクロスティーニやサラミなどの簡単なつまみを出す居酒屋「メッシタ」だったが、70年代になると… 続きを読む