Sostanza@Firenze
創業1869年、フィレンツェを代表する老舗中の老舗。その昔私がフィレンツェに移り住んだ翌日、記念すべき●才の誕生日を祝ったのはこの店だった。人に歴史あり。以来リラからユーロに変わって値段もほぼ倍、というあこぎなスタイルを守りつつも伝統の力強さは相変わ… 続きを読む
創業1869年、フィレンツェを代表する老舗中の老舗。その昔私がフィレンツェに移り住んだ翌日、記念すべき●才の誕生日を祝ったのはこの店だった。人に歴史あり。以来リラからユーロに変わって値段もほぼ倍、というあこぎなスタイルを守りつつも伝統の力強さは相変わ… 続きを読む
うなぎの寝床アルマンド。12時に行くとすでに片隅には着席している外国人カップル。12時30分開店なんだけど、さすがに外人(この場合イタリアより北の欧州人)の食事は早い。で、取材とかもろもろあったので13過ぎに席に着く。スパゲッティ・カレッティエッラ、… 続きを読む
先週に引き続き町外れのディープなダ・ブルデへ。スパゲッティ、というかスパゲットーネはスーゴ・スカッパート。要するに固まり肉でスーゴを作って肉を取り出した、肉なしスーゴ。肉汁だけで食べるある意味贅沢なクチーナ・ポーヴェラ。続いて子牛のレバーを豚の網脂で… 続きを読む
冬季五輪女子フィギュアのSPとFPの合間を縫って、ジェノヴァきっての老舗ゼッフィリーノへ。ここで何を食べるか、言わずと知れたペスト・ジェノヴェーゼのパスタである。先の法王様にも献上し、その御礼の手紙が壁に恭しく掲げられているというほどのペストを、シェ… 続きを読む
モデナは、小じんまりと綺麗で、市場も整然としていて、安い洋服屋がある。そして、バルサミコやザンポーネの大手製造業FINIの本拠地であり、二つ星、一つ星のレストランが街中に集まっているという、結構、生活水準の高い町だ。
オステリア・ジュスティというヨーロ… 続きを読む
バルサミコはそれほど好きではない。個性が強すぎて、どんなものでもバルサミコ一色になってしまうから。それは使いこなせていないからだろうけど、負け惜しみを承知で言わせてもらえば、使いこなすのが難しい調味料ということでもあると思う。
でも、これなら毎日でもい… 続きを読む
久しぶりのブッセート。ジュゼッペ・ヴェルディの故郷を訪れたのは、5年ぶり。そのときは5月の気持ちいい季節、今回は、しばれる2月。畑は雪に覆われ、側溝には氷が張っている。パルマ近郊の田舎町ブッセートは、午後は閉店している商店も多く、まさに冬眠中といった… 続きを読む
トリノ五輪、今ひとつ盛り上がりに欠けているみたいだが、まぁ冬期だし、マイナーだし、フィレンツェは直接関係ないし、仕方ないことなのかも。新聞「Il Giornale」の記者が書くには、二年に一度のSalone del Gustoが開催されるリンゴットが五輪の… 続きを読む
先月11日、発売日にネットで手に入れたリッカルド・ムーティのコンサート。日曜午後という、気分は思い切りだらけた時間だったが、せっかく盛り上がって入手したんだから、と出かける。テアトロ・コムナーレの周囲は毛皮を来たおばさまでいっぱい。年末のロベルト・ボ… 続きを読む
テヴェレ川の中州に浮かぶティベリーナ島にあるリストランテ。名物おばあちゃんの名前が店名の由来。現在はその息子アルド氏が厨房を引き継ぐ。トンナレッリ・アッラ・クッカーニャ。いわば「桃源郷パスタ」。パンチェッタ、サルシッチャ、くるみのソースにはパルミジャ… 続きを読む