サルデーニャ!6山賊とムラーレス@オルゴーソロ
サルデーニャ旅を前に、自宅で資料を読むなどして準備をしていた時、我が家の古い洗濯機を修理しにきた電器屋のおじさんがサルデーニャの地図を広げているのを見て、「サルデーニャに行くの?どの辺?」と聞いてきた。まずはバルバージア地方へ行くと答えると、「僕も行… 続きを読む
サルデーニャ旅を前に、自宅で資料を読むなどして準備をしていた時、我が家の古い洗濯機を修理しにきた電器屋のおじさんがサルデーニャの地図を広げているのを見て、「サルデーニャに行くの?どの辺?」と聞いてきた。まずはバルバージア地方へ行くと答えると、「僕も行… 続きを読む
道は山越えの様相を見せ、いくつかの集落を抜けながら、やがてガヴォイという町に着いた。バルバージア・オッロライ地方の少しは大きな集落である。旧市街の道は細く、傾斜が結構厳しい。ちょうど昼時だったからか、通りにはすれ違う人もほとんどない。密やかといっても… 続きを読む
空からの玄関は大きく二つある。一つは州都カリアリであり、もう一つはバカンス客を迎えるオルビアだ。カリアリとオルビアはバスで4時間ほどの道のりである。なぜそんなことを知っているかというと、カリアリに降りるはずが悪天候で叶わずオルビア着となり、手配された… 続きを読む
やがて行進には牛車の部隊が合流する。トラッカスと呼ばれる牛車をひく牛は牛飼いとお揃いの刺繍や花、大小無数の鈴や鐘をつけ、からころと牧歌的な音を立てながら登場した。牛車の看板を見るとモナスティール、セストゥ、ヴィッラ・サン・ピエトロ、モンセラート、シン… 続きを読む
5月1日祭り当日の朝、例によってマウリツィオが煎れてくれたカフェ・ラッテと自家製パンの朝
食を終え、支度をすませると「では、健闘を祈る」とマウリツィオが送り出してくれた。首にプレスカード、両肩にカメラをぶら提げてフラ・イニャツィオ・ダ・ラコーニ通りに出… 続きを読む
サント・エフィジオといえばカリアリでは泣く子も黙る街の守護聖人である。毎年5月1日にカリアリ周辺で行なわれる「サント・エフィジオの祭り」は州都カリアリのみならず、サルデーニャ全土の町々村々から伝統衣装に身を包んだ信者が集まるサルデーニャ最大にして最も… 続きを読む
ローマの「国立パスタ博物館」が改装のためクローズしてからもうどれぐらい経つだろうか。その間何度も「間も無くリニュールオープン」という噂が浮かんでは消えていった。旧ベルルスコーニ政権が文化事業関連の予算を大幅に削減したこともあり、とうとう再びパスタ博物… 続きを読む
少し前の話になるが、2018年9月イタリア初のスターバックスがミラノ中心部に誕生した。場所はというとドゥオモから徒歩3分のコルドゥシオ広場。かつて中央郵便局があった歴史的建造物を改装したものだ。連日大行列で入場制限しているとか、入り口でファッションチ… 続きを読む
サント・スピリト地区にある「エノテカ・モンドヴィーノ」は1958年にリナルド・プッチが創業した老舗エノテカ。当時はグラス売りのワイン(というよりもコップ売り)とクロスティーニやサラミなどの簡単なつまみを出す居酒屋「メッシタ」だったが、70年代になると… 続きを読む
ミラノでトラディショナルな老舗料理店を探すのはなかなか容易ではない。しかしブレラ地区にある「ラッテリア・サン・マルコ」は1965年の創業以来味のあるマリアとアルトゥーロ夫妻が経営、半世紀以上常連客に愛されている店である。ある日の昼間に通りがかり、今晩… 続きを読む