アブルッツォワイン紀行6 漁師レストラン・トラボッコの夜
「トラボッコ」というのはアブルッツォからモリーゼ、プーリアの海岸線に見られる一種の漁師小屋のことだ。木で足場を組んだような形状の小屋はアドリア海に沿って走る電車の中からも見えるので、あるいは見たことがある人もいるかもしれない。アブルッツォ州オルトーナ… 続きを読む
「トラボッコ」というのはアブルッツォからモリーゼ、プーリアの海岸線に見られる一種の漁師小屋のことだ。木で足場を組んだような形状の小屋はアドリア海に沿って走る電車の中からも見えるので、あるいは見たことがある人もいるかもしれない。アブルッツォ州オルトーナ… 続きを読む
次に訪れたワイナリー「コーディチェ・チトラ Codice Citra」は1973年創業の生産者組合。組合とはいえ、キエティ県に9つのワイナリーを持ち、3000のブドウ農家が加盟。キエティ県のほぼ全域に当たるアドリア海の内陸部40km、南北90kmにおよぶ… 続きを読む
キタッラとはイタリア語でギターを意味するが、イタリア料理の世界ではギターのように弦を張り巡らせたパスタ・カッターのこと。あるいはその道具を用いて主に中南部イタリア、特にアブルッツォで作られるパスタのことだ。正式にはスパゲッティ・アッラ・キタッラと呼ば… 続きを読む
3件目のワイナリーは1978年創業の「ザッカニーニ Zaccagnini」。当初は小さな家族経営、生産するワインは量り売りもしくは他メーカーへ売却と、かつてのアブルッツォによくあるスタイルのワイナリーだったが1992年からクオリティワインにスタイルを変… 続きを読む
アブルッツォはヨーロッパで最も緑が豊かな州である。総面積108万平方キロなので岐阜県とほぼ同じ広さだが、そのうち36%が3つの国立公園と1つの州立公園、30以上の自然保護区に指定されているのだ。そして総面積の3分の2以上が標高750mに位置する。山と… 続きを読む
アブルッツォの州都ペスカーラから内陸ラクイラ方面へと車を走らせること約1時間強。標高531mの小村オフェーナにほど近い場所にあるのがワイナリー「カタルディ・マドンナ Cataldi Madonna」だ。山岳部が多いアブルッツォにおいて「カタルディ・マドン… 続きを読む
2019年はモンテプルチアーノ・ダブルッツォ Montepulciano d’Abruzzo DOC制定50周年にあたることから、アブルッツォ州ではワイン、料理、観光を組み合わせてツーリズムを誘致する、ワインツーリズム戦略に取り組んでいる。その… 続きを読む
フィレンツェ生まれのカクテル「ネグロニ」は今年生誕100周年を迎える。その名もカミッロ・ネグロニ伯爵は美食家としても有名だったが、お気に入りのカフェ・ソニーニで定番カクテル「アメリカーノ」のレシピ、すなわちカンパリ、スウィート・ベルモット、ソーダをソ… 続きを読む
サント・スピリト地区にある「エノテカ・モンドヴィーノ」は1958年にリナルド・プッチが創業した老舗エノテカ。当時はグラス売りのワイン(というよりもコップ売り)とクロスティーニやサラミなどの簡単なつまみを出す居酒屋「メッシタ」だったが、70年代になると… 続きを読む
世界イタリア料理週間期間の2018年11月21日、フランチャコルタ協会主催によるパーティ「フランチャコルタデイ」が在日イタリア大使館にて行われた。ここ数年前年比+15%平均で日本国内の売り上げを伸ばしているフランチャコルタの存在感をあらためて際立たせ… 続きを読む