サルデーニャ!16アルブス、ナイフ工房 アルブレーザ
オリスターノに別れを告げ、南下を再開した。国道131号線ではなく、126号線でオリスターノ湾を右手に見ながら行く。湿原には野鳥がたくさんいる。ピンク色のフラミンゴが目に鮮やかだ。が、フラミンゴというのは、道端には近寄らず、手の届かない遠くの潟にいるこ… 続きを読む
オリスターノに別れを告げ、南下を再開した。国道131号線ではなく、126号線でオリスターノ湾を右手に見ながら行く。湿原には野鳥がたくさんいる。ピンク色のフラミンゴが目に鮮やかだ。が、フラミンゴというのは、道端には近寄らず、手の届かない遠くの潟にいるこ… 続きを読む
オリスターノから7キロ西に湖沼の町カブラスがある。2200ヘクタールというカブラスの土地全体の20%にあたる広大な気水湖を擁した古い町だ。オリスターノから来て、このカブラス湖の南側から西側へと回って行くと、湖越しにカブラスの町を眺めることができる。ほ… 続きを読む
サルデーニャにいわゆる高速道路はない。国道131号線が、2車線(所により3車線)の高速道路もどきだ。あとは基本的に1車線の一般道路である。どの道もだいたいきちんと舗装されているので、車での移動に別段問題はない。それどころか、公共交通機関が未発達なので… 続きを読む
旅の前に、さまざまな工房をリストアップしたが、訪問のアポイントのようなものは基本的にとっていない。気分と状況次第、訪ねていってだめだったら次、という緩さが旅には必要だから。しかし、これはと思うところには事前に連絡をとってみた。訪ねていって閉まっていま… 続きを読む
パーネ・リトゥアーレ、直訳すると儀式のパンだが、イタリアで儀式パンといえば、復活祭のゆで卵を殻ごと仕込んだパンがまず頭に浮かぶ。しかし、それ以外はというと特に目立つものはない。それがサルデーニャでは、復活祭はもちろんのこと、結… 続きを読む
サッサリを迂回し、イッティリという12キロほど南の町を目指す。アグリトゥリズモ「ス・レクレウ」はさらにそこから3キロ南。「テストーネ」とは違って人里離れた辺境ではないので、今度は迷うことなく到着できた。緑の丘にオリーブの木々、その合間に母屋とバンガロ… 続きを読む
国道131号線に乗り、サッサリ方面を目指す。目的地はカステルサルド、岬の上に築かれた城塞の町で、城塞内部にある籠博物館を訪れるのだ。カステルサルドは、ビザンチン支配後の12世紀にジェノヴァの貴族ドーリア家によって建設され、その当時はカステルジェノヴェ… 続きを読む
アグリトゥリズモ「テストーネ」はヌオロの北、13キロほどの距離にあることがわかっていたから、曲がりくねった山道とてそう時間がかかるわけではないはずだった。しかし、現実とはかくもうまくはいかないものだ。時間がないときに限って、トラブルは発生する。まず、… 続きを読む
翌朝、ヌオロに向う前に、ス・ゴロゴーネ湧水に立ち寄った。オリエーナから東へ6キロほど、平らな道を行くと右手に標識が現れる。しばらく進むとユーカリや白樺のような木立が見えてきた。広々とした駐車場に車を停め、誰もいない木立の中へと入っていくと、川が見える… 続きを読む
薄暮の時はとうに過ぎ、夜の闇がしずしずと降り始めた頃、我々はその晩の宿と決めたB&Bに到着した。オリエーナという標高379m、人口7千800人ほどのちょっとした町である。より標高の高いヌオロから下りてくれば、町の灯りがとても綺麗に見えるという… 続きを読む