パレルモの老舗、ブロード親方ことMaestro del Brodo
パレルモにある市場の中でも、歴史的にも位置的にもつねに中心的存在だったヴッチリア市場は時代の趨勢を反映してか、訪れるたびに規模縮小が進んでいて複雑な気分になる。その昔は市場の中心部にあった廃墟のようなおそろしげなレストラン「上海」もいまはないし、路上… 続きを読む
パレルモにある市場の中でも、歴史的にも位置的にもつねに中心的存在だったヴッチリア市場は時代の趨勢を反映してか、訪れるたびに規模縮小が進んでいて複雑な気分になる。その昔は市場の中心部にあった廃墟のようなおそろしげなレストラン「上海」もいまはないし、路上… 続きを読む
先日のアランチーノの話の続きである。パレルモで最も古いカルサ地区にはまだまだ観光客向けではない本物のパレルモの生活と料理が残っているが、この朝遭遇したのはオート三輪アーペを改造したスフィンチョーネを売る屋台だった。そしてアーペのスピーカーからは歌うよ… 続きを読む
モンデッロはパレルモの北西、約11kmにある海水浴場で季節を問わずパレルモ市民に愛されている憩いの海辺である。かつてはマグロ漁を生業とした漁師町だったが、20世紀初頭に区画整理によって現在のような景観が完成。シチリア料理に興味がある人にとってモンデッ… 続きを読む
今は記憶も遠くなりつつある1994年のこと。ナポリでG7サミットが開かれて、当時のアメリカ大統領ビル・クリントンが1934年創業の老舗「ディ・マッテオ Di Matteo」にピッツァを食べに行ったことがあった。クリントンがピッツァを頬張る様子は世界中の多… 続きを読む
過日ディープ・パレルモの最奥部、カルサ地区を歩いていた時のことである。確かこのあたりにパネッレやアランチーノを食べさせる屋台があったな、と探していたら15年以上前と変わらずカルサ広場に「パニネリア・キルッツォ Panineria Chiluzzo」はあっ… 続きを読む
ガンベロ・ロッソの3本エビ「トレ・ガンベリ」といえば郷土料理を高いレベルで提供する意識の高いトラットリアに与えられる名誉ある賞で、ミシュラン3つ星に相当、とまではいわないまでもイタリア国内最高峰のトラットリアが選ばれている。2019年度版のガンベロ・… 続きを読む
パルマの北約10km位置する「リストランテ・アル・ヴェデル」Ristorante Al Vedelは、クラテッロ生産者「ポデーレ・カダッサ」Podere Cadassaが経営する高級リストランテだ。ベルゴンツィ家が代々経営する「ポデーレ・カダッサ」は、ポ… 続きを読む
2018年1月にOPENしたGUCCIとオステリア・フランチェスカーナ Osteria Francescanaのコラボ・レストラン「グッチ・オステリア GUCCI OSTERIA」も早いもので1周年を迎え、2年目に突入。メキシコ出身の女性シェフ、カリメ・ロペ… 続きを読む
バッラロやカポといったパレルモの市場を歩いていると、なにやらもうもうと煙たなびく屋台に出くわすことがある。これがパレルモを代表するストリート・フード、スティッギオーレStigghioleの屋台だ。スティッギオーレとは子羊や子牛、時には子山羊の小腸をプ… 続きを読む
毎年恒例、初のフィレンツェを代表するフードイベントTASTE(テイスト)が2019年3月9日〜11日までフィレンツェ市内Stazione Leopordaスタツィオーネ・レオポルダ会場にて開催されます。これはワイン、クラフトビールなどの飲料やサラミ、生… 続きを読む