光陰矢のごとし
五月後半から怒濤の日々が続いて、気がつけば七月。今年は肌寒いドイツがイタリアにも影響したのか、比較的過ごしやすくて夏が来た感が薄かったというのも、時間感覚を狂わせる一因であったかと。
そういうわけで、南ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヒェンで目撃した… 続きを読む
というのはハンブルクの歓楽街レーパーバーンにある特殊な一角で働くご婦人たちのこと。わずか数十メートルの通りの両脇には「女性と18才未満の男性は通行禁止」と書かれたベルリンの壁ならぬハンブルクの壁がそびえ立つ。これは日常と非日常を分つ赤い結界である。
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8年ぶりに訪れたデュッセルドルフ。いつの間にか高木書店はインマーマン通りから裏通りへ移転し、元あった場所は私も普段お世話になっているOCSの書店となっていた。ドイツ関係資料と、次なる目的地スペインの資料を幾つか買い、特売コーナー2ユーロショップでおば… 続きを読む
昨日からケルンに来てますが、約一週間ぶりに陽が射した今朝、街を歩いているとどうも見慣れた後ろ姿の像が。近づいてみるとやはり、わが町フィレンツェのシンボルダヴィデ像でした。しかも彩色済みで金髪碧眼はゲルマン・バージョン?。天を突くケルンの大聖堂をバック… 続きを読む
というのはジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「ナブッコ」で最も盛り上がる合唱曲で、イタリア第二の国歌ともいわれている名曲。ライン川沿いの町リューデスハイムの酒場街つぐみ横丁を歩いていてふと耳にしたのがこの曲。みると居酒屋の中庭でアップライトピアノ、クラリ… 続きを読む
北ドイツはメルヘン街道にある街、カッセルのこれまた外れにあるヴィルヘルムスヘーエ城。広大な古城の敷地内を歩いていると、遠足中のドイツ人の子供の集団に出会うが、これがやたらとこちらに話しかけてくる。やがて彼らは森の中へと消えていったのだが、聞こえて来た… 続きを読む
極小の丸の内と極小のブリュッセル旧市街広場を足して2で割ったような。それが私のフランクフルト像。ま、滞在二日で決めつけるのは失礼なことではあるけれど。しかし、滞在二日で見つけたお薦めスポットはなんといっても屋内市場。整然と店が並び、しかも、空きがほと… 続きを読む
フランクフルトの街中で見つけたヴルスト屋台はブラートヴルストつまり焼きソーセージではなく、その名も「ファイアーヴルスト」つまり「火鍋」ならぬ「火ソーセージ」?。炭火がごうごうと燃え盛る上に置かれた特製の丸網の上では数種のソーセージが瞬時にして焼かれ、… 続きを読む