オレンジオタクとモンスー料理。ディープシチリア本2冊
旅先ではできるだけ本屋を覗くことにしている。外国はもちろんだが、イタリアでも、その土地に関連する本は現地書店にしかないことが多い。探せばネット上にもあるが、存在を知らなければ探すこともできないし、検索ワードがずれていたら見つけられない。だいたい、こん… 続きを読む
旅先ではできるだけ本屋を覗くことにしている。外国はもちろんだが、イタリアでも、その土地に関連する本は現地書店にしかないことが多い。探せばネット上にもあるが、存在を知らなければ探すこともできないし、検索ワードがずれていたら見つけられない。だいたい、こん… 続きを読む
トスカーナと聞いてイメージするのは、フィレンツェやピサ、シエナ、キャンティ...とどれも内陸にある。が、しかし、トスカーナにも海があり、陸から見えるところに島が浮かんでいる。海岸線と仏領コルシカ島の間に点在するエルバ、ジッリオ、カプライアとそのほかの… 続きを読む
「パスティフィーチョ・マンチーニ Pasta Mancini」はマルケ州内陸部、フェルモ県モンテ・サン・ピエトランジェリにある。2010年に誕生した若いパスタメーカーだが、ここ数年EATALYなどもでよく見かけるようになり、その存在感は年々増していること… 続きを読む
今回アブルッツォのワイナリーを巡る旅は、モンテプルチアーノ・ダブルッツォDOC制定50周年を記念しアブルッツォ・ワイン生産者組合 Consorzio Vini d’Abruzzoによってオーガナイズされ、世界中から約40名のジャーナリストを招聘… 続きを読む
「トラボッコ」というのはアブルッツォからモリーゼ、プーリアの海岸線に見られる一種の漁師小屋のことだ。木で足場を組んだような形状の小屋はアドリア海に沿って走る電車の中からも見えるので、あるいは見たことがある人もいるかもしれない。アブルッツォ州オルトーナ… 続きを読む
ここ最近フィレンツェではビステッカ・アッラ・フィオレンティーナのユネスコ無形文化遺産登録へむけた活動が活発だ。そうした影響もあってか近年ではビステッカを看板メニューとする店が急激に増え、店の前に冷蔵ショーケースを並べて肉の品質の良さを誇示している風景… 続きを読む
過日シンガポールにて「世界ベストレストラン50」 World 50 Bestの発表会が行われた。その内容はすでに広く報道されているのでここでは詳細を控えるが、以前SAPORITAで予想した通り過去に世界一となったOsteria FrancescanaなどはB… 続きを読む
次に訪れたワイナリー「コーディチェ・チトラ Codice Citra」は1973年創業の生産者組合。組合とはいえ、キエティ県に9つのワイナリーを持ち、3000のブドウ農家が加盟。キエティ県のほぼ全域に当たるアドリア海の内陸部40km、南北90kmにおよぶ… 続きを読む
シチリアを代表するチーズ、フォルマッジョ・ラグサーノDOPはその独特な形状と熟成方法がパルミジャーノ・レッジャーノDOPに代表されるようなイタリアの他のセミハードタイプとは一線を画しており、スローフード協会認定の保護対象食品PRESIDIOにも認定さ… 続きを読む
キタッラとはイタリア語でギターを意味するが、イタリア料理の世界ではギターのように弦を張り巡らせたパスタ・カッターのこと。あるいはその道具を用いて主に中南部イタリア、特にアブルッツォで作られるパスタのことだ。正式にはスパゲッティ・アッラ・キタッラと呼ば… 続きを読む