リッチャかフロッラか?それだけではない最新スフォリアテッラ事情
ナポリを代表する郷土菓子スフォリアテッラは偶然の産物だといわれている。時は18世紀、サレルノ近郊サンタ・ローザ・ダ・リマ修道院の厨房でパスタ・フロッラ(練り込みパイ生地)が余ったので、ドライフルーツ、砂糖、リモンチェッロを詰め物にしてオーブンで焼いて… 続きを読む
ナポリを代表する郷土菓子スフォリアテッラは偶然の産物だといわれている。時は18世紀、サレルノ近郊サンタ・ローザ・ダ・リマ修道院の厨房でパスタ・フロッラ(練り込みパイ生地)が余ったので、ドライフルーツ、砂糖、リモンチェッロを詰め物にしてオーブンで焼いて… 続きを読む
パルマ郊外の街道筋にある「トリ・シオケットゥ Tri Siochett」は古き良き田舎のオステリアそのものだ。オープンしたのは16年前というから実はそれほど古くはないのだが、店に漂う空気感はずっと以前から街道筋を行き交う旅人たちを迎えてきた料理旅館、そん… 続きを読む
2019年3月10日、フィレンツェで行われたフードイベント「テイスト」会場は立ち見も出るほどの超満員。この日はミシュラン3つ星、世界ベストレストラン50第1位など、いまや押しも押されもせぬイタリ… 続きを読む
毎年恒例、イタリアにおける食の最新傾向を探るフードイベントTASTE(2019.03.09〜03.11)がフィレンツェで始まった。プロシュット、パルミジャーノ、ワイン、ビール、パスタ、ドルチェなど今年の参加生産者は397件。TASTE初日の本日は試食… 続きを読む
スローフード協会が発行する「Osterie d’Italia」は郷土料理を中心に出すトラットリアや、地元産のサラミやチーズなどの食材、ローカルワインを揃えたワインバーをオステリアとして一括して評価、イタリアで唯一無二の信頼できるオステリア・… 続きを読む
ペスケリア市場周辺で食事する際、なんとなく足が向いてしまうのがこの「ディアヴォロ・エ・アックアサンタ Diavolo e Acquasanta」イタリア語で「悪魔と聖水」という意味のトラットリアだ。この店は朝は9:30からバーカロとして営業が始まり、昼夜は… 続きを読む
来たる2019年3月9日から11日まで、フィレンツェのStazione Leopoldaにて毎年恒例の食の見本市、第15回TASTEが開催される。これはプロシュット、サラミ、チーズなど食の生産者が約400社一同に会する貴重な機会で、最上級のイタリア食材
Baccalà Mantecato
ヴェネツィアでチケーティ目当てにバーカロを回るなら、店の入り口にカウンターのあるオステリア、あるいはトラットリアがいいと思う。それは店には厨房設備があるのか?それともトースターしかないのか?という問題で、当然厨房設備が… 続きを読む
ヴェネツィア名物というとバーカロと呼ばれる地元の酒場だ。特にリアルト橋のそばにあるペスケリア市場周辺には古い名物バーカロがひしめいている。中でもヴェネツィアを訪れたならやはり一度は足を踏み入れておきたいのが1467年創業の老舗中の老舗「カンティーナ・… 続きを読む
フリウリ地方を代表する冬の料理にFricoがある。これはジャガイモとタマネギ、そしてモンタジオなどのチーズを使ったもので、その記述はイタリア料理史を研究する際に必須の書のひとつである、15世紀に書かれたマルティーノ・ディ・コモの「Arte de Coqu… 続きを読む