ピアディーナとBologna中央駅
朝靄漂う2ケ月ぶりのボローニャへ。マッジョーレ広場からペスケリエ通り界隈の市場を歩く。ポルチーニはもはや終わりかけ、フィンフェルリがチョボチョボあるだけ。フィレンツェの魚屋のマッシミリアーノが先日「これが今年最後のシチリアものマグロかも」といってた。またしばらくマグロとポルチーニにあえなくなる。すでに晩秋の気配たっぷりの底冷えする寒さの中、市場脇にあるGianniに行こうと思ったけどまたしても予約で一杯。この店にふられたのはこれで2度目。日本語メニューを堂々とはりだしてあり、出来合いブロードのCMにシェフが出てた老舗Pappagalloには行く気がしないし、Caminetto d’Oroに顔出すにも今春取材したS社のシルバー誌が届いてるかどうか不安だし、以前福山殿と行ったDianaに行く気分でもないし。で、「ピアディーナあります」の看板に引かれてバルカン系、北アフリカ系の方々がいらした切り売りピッツァ屋に。路上でパンツェロッティを頬張ってたイタリア人おじさんに女ホームレスが「ひとくち頂戴」「あっちいけ」とのやりとり。
駅に戻るとどうも本日開店らしいワインバー&ティジェッラの店が出来てた。コッリ・ボロニェーゼ、ランブルスコ他地元の酒と軽いテジェッラ、パスタもある。いつも思うのはミラノ中央駅とフィレンツェSMN駅の食堂、バールの貧しさ。ミラノ中央駅は偉大な建築であり、国際駅なのだからせめてパリ・リヨン駅クラスの豪華なリストランテ×1、トラットリア×1、奇麗なカフェ×2ぐらいあってしかるべきだと思う。例えばペックの出店とか、Armani Cafeとか、ね。Nobuなんかもいいかもしれないし。ローマのテルニミ駅は2000年の聖年を気にレストランは貧しいものの、カフェやショッピングモールは充実。あとフィレンツェ。MacとTrenitaliaご指定業者Chef Expressしかないのはいかがなものか。出発前にトスカーナワインを買えるワインバー兼エノテカみたいの作ればはやると思うんだけどなぁ。MASA