Fortunity Terrace/Hotel Cipriani@Venezia

再びチプリアーニのFortunity Terraceへ。ちなみのこのレストランではこのようなものが食べられる。

Antipasti
Il Buffet degli Antipasti Cipriani 50.00 euro
Insalata Caprese 26.00 euro
Carpaccio con Salsa Cipriani 28.00 euro
Vitello Tonnato Classico 28.00 euro
Insalata di Stagione alla maniera dello Chef 28.50 euro
Prosciuto crudo di San Daniele e fichi e melone 27.00 euro
Insalata Cipriani con salsa olio e limone 31.00 euro
Insalata Nizzarda 27.00 euro
Insalata di Stagione con filetto di sogliora e pompelmo rosa 27.00 euro

値段はこのあたりにしてつまりサラダ系は4000円程度から。
ブッフェ・アンティパストは50ユーロ、つまり7500円で、バンコには野菜やモッツァレッラなどの他、結婚式を思わせる伊勢エビのテルミドールもある。「本日のおすすめはブッフェです。シニョーレ・イケダ」とベテラン・カメリエーレに耳元で囁かれるが、清水の舞台は飛び降りずに踏みとどまる。

一方、一昨夜も見かけた一人ステイ仏人マダムは「本日は何になさいますか、マダム?」との問いにはブッフェ・アンティパストを注文なさり、野菜のみをごく控えめに盛っていらした。一方その隣の小金持ち風米国の方は同じブッフェ前菜でも伊勢エビ中心にてんこもりに。恐らく私もブッフェを注文していればそうしたであろう。早くメニューの金額を気にしないようになりたい。

カルパッチョ・チプリアーニ風は皿も冷蔵庫できりりと冷やしてあり、ソースはゲリドン・サービス。ウスターソースと胡椒がぴりりと効いた辛口のソースはHバーよりも印象に残る味わいにして28ユーロ。つまり17ユーロの差はマーシュのサラダ、ということになる。牛はより上質。

次いでオレッキエッテ、マグロとナスのフリット。その昔もオレッキエッテを食べたことをこの時点で思い出したが、歯ごたえしっかり、マグロの赤身のダディーニとミントのソースに薄い衣のナスのフリットをさらりとあえてあり、トラディショナルに根ざしたクリエイティヴィティを感じる逸品。この2週間で5つ星を3件泊まり歩いたが、やはりチプリアーニのダイニングは別格。今時の若者が作るオレ流イタリア料理でなくあくまでもオーセンティックかつクラッシック。正統中の正統。MASA