秋の味覚2009
今年は夏が厳しく、秋になっても雨が少なく、お陰でブドウもオリーブも出来は良好だそうで、それは何よりなんだけれど、一方、茸はというと、雨不足ゆえ出足が悪い。中央市場に並ぶのはイタリアものではなく東欧方面産、傘は開いて大きいけれど中身はすかすかで頼りない。近所の八百屋は「みんなポルチーニは?というけれど、こんだけ乾いてたら出て来るはずがないじゃない」と逆切れモードが続いていた。が、ようやく満足のいくものが登場、「ほら、石のように固いぞ」と叩いてみせてくれたそれは、小ぶりで傘の裏の胞子と香りを放出するスポンジ部分もまだ開いていないような新生児クラス。三つ購入し、ネピテッラ、にんにくと一緒にトリフォラーティにする。虫食いゼロの三つ子たちは、初ものらしい硬質な風味が絶佳でありました。 同じ八百屋で、レトロなエチケットのトマト缶も購入。一つ1.80ユーロもする高級品、これ一缶で普段我が家で愛用しているものが三缶買える。サン・マルツァーノ・ノチェリーノDOPのトマト缶、しばらく飾って楽しんでから試してみます。mnm

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