8月といえば、Vinaino

人も車も激減して静かなフィレンツェ。夜中に騒ぐ若者もいないし、今年はいつにもまして涼しいし、これで明け方の清掃車さえ来なければ、これ以上快適な夏はありません。猛暑にあえぐニッポンには申し訳ないけれど。

人がいないから開けるんだ、と7月に休んで8月は営業するVinaino、バカンス期特有のだらっとした空気が流れています。休業中に田舎の納屋から見つけてきたという古道具が新たに壁を飾り、手を叩くと鳴き出すオウムとか、いいんだか悪いんだかわからないものも増えてたりして、ともかく店に厚みが増しております。

休業中に禁断症状に苦しんだ我々はもちろんspaghetti alla carrettieraを所望。実は一週間前、再開直後に食べたトリッパが、塩がなれておらず今ひとつだったのでこれも再挑戦。まだ若干塩が立っていましたが、だいぶ馴染んできていました。あと一週間もすれば休業前のレベルにまで戻ることでしょう。

ドルチェは、店主母が作ったいちじくのチョコレートケーキ。息子が入れたカフェで締めました。来週の予約をして店を辞しましたが、今週まだ行く気がします。mnm