夏休暇前日のRiffaioli@Firenze

先日のVinainoでの夕食時に、大食いファイターKちゃんのお気に入りトラットリアRiffaioliの夏休暇前の食べ納めをするとい約束を、酔った勢いでしちゃったがために久しぶりの訪問。参加者5名のはずが、仕事が終わらないという理由で1人脱落。その仕事を振ったのは私なんですが...ごめんね、でも、お仕事が優先です。

国の恥部とも言われる首相と同じ名前なのがいや、と本名ではなくmangia fuocoと呼ばせるシェフ。お休み直前のせいか、心なしかうきうきしているように見えます。足下の真っ赤なzoccoloが嬉しさを隠せない感じ(写ってませんが)。

前菜に、ペコリーノ、そして、シチリアの天日干しのドライトマト。これだけでワインがすいすい行ってしまう危険なつまみです。そして、バッカラとシチリアのたまねぎとスイスのチーズのブルスケッタ。シチリアのでかくて扁平な白たまねぎ、「いいか、生食するなよ」とmangia fuocoに釘を刺されながらKちゃん、幾つかもたされます。同席者は皆来週半ばから留守とするため、たまねぎは自動的にKちゃんが全て引き受けることとなりました。

プリモはbis、pennette al pesto di mangiafuoco(セロリの効いたグリーンペースト)の後、agnello, coniglio, pollo?と冷蔵庫に残っていた肉をすべて活用したと思われるラグーのパッパルデッレ。仔羊なんて骨付きです。食べていて思い出したのは、六本木Aの「これはもしかして...まかない?」と思わせるパスタ5種を使った一皿。ショートだけの時もあり、ショートもロングも入り乱れての時もあり、シェフの心の赴くままが皿上に表現されていて、食べる方はただ黙して平らげるのみ、という料理。懐かしい。

今日は量はとても控えめだったのですが、Kちゃんの抑えめモードが全員に伝染してセコンドはなし。ほんとうはcarne battuta al coltello、行きたかったんですけど、また次回。mnm