賛否両論、噂のプロセッコ・ロゼ登場
かねてから話題となっていたプロセッコDOCロゼの販売が2021年1月1日より始まる。従来プロセッコDOCエリアでもロゼワインは作られていたのだがプロセッコDOCロゼとは名乗れず、イタリアン・ロゼあるいはスプマンテ・ロゼと呼ばれていたのだが、プロセッコDOC生産者協会は世界的ニーズに応える意味でも新名称の使用をEUに申請。2020年5月ようやく認可が下り、2019年の収穫分から正式にプロセッコDOCロゼとして販売が可能になり、まずは27社が生産した2000万本がイギリス、アメリカ、北欧で発売になる。 従来のプロセッコDOCの規定では、白ぶどうグレーラ Gleraは最低85%、ピノ・ネロ含むその他の品種は15%まで使用が認められていたのだが、今回のプロセッコDOCロゼの規定ではグレーラ85%は同じく、残りの15%はピノ・ネロのみ使用することが義務付けられたのだ。 しかし年間4億本を生産するプロセッコDOCにとって新たな変革は、内部外部を問わず問題視する声が多かったことも事実。伝統主義者からして見れば「プロセッコ・ロゼなんてプロセッコではない」あるいは「なぜヴェネトの土着品種ラボーゾ Rabosoではなく国際品種ピノ・ネロを使用するのか?」という声もあった。ピノ・ネロ論争に関しては国際品種ではなく、伝統的にヴェネトでは昔から生産されているので問題ないという声も多い。事実1873年ウイーン万博にはすでにヴェネトのピノ・ネロが出品されていたのだ。 そうした声もある中、プロセッコDOC協会から届いた協会オリジナル・ボトルを早速試飲してみると、グレーラが持つ上品な青リンゴの香りに加えてふくよかさと果実味、赤いリンゴのニュアンスも心地よい。ほのかな苦味と上品な酸は食前酒はもとより、食中酒として1本飲み切るのも可能な存在感があった。桜咲く春先あたりに選ぶ一本としていかがだろうか。SAPORITAをもっと見る
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