圧巻のコレクション、パルマのパスタ博物館
ローマの「国立パスタ博物館」が改装のためクローズしてからもうどれぐらい経つだろうか。その間何度も「間も無くリニュールオープン」という噂が浮かんでは消えていった。旧ベルルスコーニ政権が文化事業関連の予算を大幅に削減したこともあり、とうとう再びパスタ博物… 続きを読む
ローマの「国立パスタ博物館」が改装のためクローズしてからもうどれぐらい経つだろうか。その間何度も「間も無くリニュールオープン」という噂が浮かんでは消えていった。旧ベルルスコーニ政権が文化事業関連の予算を大幅に削減したこともあり、とうとう再びパスタ博物… 続きを読む
少し前の話になるが、2018年9月イタリア初のスターバックスがミラノ中心部に誕生した。場所はというとドゥオモから徒歩3分のコルドゥシオ広場。かつて中央郵便局があった歴史的建造物を改装したものだ。連日大行列で入場制限しているとか、入り口でファッションチ… 続きを読む
サント・スピリト地区にある「エノテカ・モンドヴィーノ」は1958年にリナルド・プッチが創業した老舗エノテカ。当時はグラス売りのワイン(というよりもコップ売り)とクロスティーニやサラミなどの簡単なつまみを出す居酒屋「メッシタ」だったが、70年代になると… 続きを読む
成澤由浩シェフの「NARISAWA」から徒歩3分の距離にあるBEES BAR by NARISAWAは成澤シェフがプロデュースする、外苑前にひっそりと佇むバー。イノベーティヴ里山キュイジーヌを標榜する成澤シェフだが、このバーのコンセプトは「里山バー」。店内… 続きを読む
去る2018年11月21日、ミシュラン東京2019年度版の発表会が行われたが「会場、日時など事前告知はお控えください」という通達の元、限られたメディアのみが出席を許されるクローズドな発表会だった。午後からの受賞パーティには時間的に出席できず、出席した… 続きを読む
やはり料理とは作る人の才能によるのか、3年ぶりにミラノで「TOKUYOSHI」の料理を食べて切にそう思った。10月後半、パスタ世界選手権の後訪れた「TOKUYOSHI」で頼んだのは「OMAKASE」。近年では日本通のイタリア人から「日本料理はOMAK… 続きを読む
2018年9月広尾にオープンした「ラ・トラットリアッチャ La Trattoriaccia」はイタリアに16年間暮らした河合鉄兵シェフの店である。フィレンツェ時代からの仲なので普段は鉄兵くん、と呼んでいるが今回はあらたまって河合シェフと呼ばせていただく。… 続きを読む
かつて東京を訪れたパスタメーカー、フェリチェッティの社長、リッカルド・フェリチェッティ Riccardo Felicettiがこんなコメントを残したことがある。「日本にイタリア料理店は多いが、みな郷土料理ばかりで、日本人シェフによるファイン・ダイニングの… 続きを読む
今年2018年は音楽家ロッシーニの没後150周年にあたることから、去る11月20日、在東京イタリア料理アカデミー主催、ロッシーニが愛した料理を再現する「ロッシーニの夜」が大手町「ハインツ・ベック」で行われた。マルケ州のペサロで生まれたジョアッキーノ・… 続きを読む
ワインの国イタリアでは、長らくワイン以外のアルコールへの関心は薄かった。ワインだけでなく食についてはかなり保守的な国である。それは、食文化として優れて発展しているからという理由もあるが、よその文化の情報があまり入ってこなかったことも大きい。その証拠に… 続きを読む