シチリア美食の王国へ33 アンティカ・マリーナ@カターニア

ペスケリア市場のおまかせ食堂

はじめてカターニアの市場を見た時はあまりの猥雑さと濃厚さに目眩がしたものだ。それまでパレルモのウッチリア、バッラロ、パオロ、シラクーサと行く先々で市場は必ず見てきたが、ある年の新年早々訪れたカターニアのペスケリア市場はスケ… 続きを読む

シチリア美食の王国へ25 ドン・カミッロ@シラクーサ

闇夜に浮かび上がるバロック、それはまるで舞台景色

古代ギリシャ時代に栄え、中世にはオルティージャ島だけに規模が縮小し、そして今は周囲にも無秩序に発展して大きな都市となったシラクーサ。この街は、細道が迷路のように入り組んだオルティージャと、本土にあるネア… 続きを読む

シチリア美食の王国へ24 マグロ加工場アデルフィオ@マルツァメーミ

秘密のマグロ加工場発見!!ひなびた倉庫の中は珍味山積み

カポ・パッセロから7.5キロ海岸沿いに北上してマルツァメーミへ立ち寄る。これといって何があるわけではない、近年は夏の海辺のリゾートとして少しずつ人で賑わうようになった街である。しかし、ここには六十… 続きを読む

シチリア美食の王国へ23 ラ・ボッテガ・デル・ヴィーノ@ポルト・パーロ・ディ・カポ・パッセロ

シチリア農業の成功の印パキーノからヨーロッパ最南端の街へ

パキーノという地名を、パキーノがどこにあるかは知らなくても聞いたことがある人は多いと思う。パキーノのポモドリーノ(ミニトマト)は世界各地、日本にまで輸出されていて、その美味しさで聞こえているから… 続きを読む

シチリア美食の王国へ 22 カフェ・シチリア@ノート

2002年世界遺産認定、しかしノートの大聖堂は覆われたまま

17世紀末の地震で倒壊し、その後蘇った東南シチリアの街は当時のヨーロッパ世界、特にフランスとスペインで大流行していたバロック建築を取り入れ、独特の容貌を備えるようになった。絢爛、華麗な教会のフ… 続きを読む

シチリア美食の王国へ21 ドゥオモ@ラグーサ・イブラ

ミステリアスなラグーサ・イブラのクチーナ・クレアティーヴァ

1693年、カターニアからシラクーサ、ラグーサの一帯を地震が襲い、ほとんどの街が崩壊した。失われた街はさまざまな形で再び街として生まれ変わり、それが今に続いている。たとえば、カターニアはもとの… 続きを読む

シチリア美食の王国へ20 アル・カステッロ@ドンナフガータ

山猫とは無関係?ドンナフガータ城を訪ねて

「グルフィ」のマッシモとは、1999年に雑誌の取材で、モディカのリストランテ「ファットリア・デッレ・トーリ」を訪れたときに知り合った。当時、彼はこのレストランの共同経営者で、ワインとサービスを担当していた。現在… 続きを読む

シチリア美食の王国へ18 ワイナリー・グルフィ@キアラモンテ・グルフィ

各街停車の旅、バロックの地方都市めぐり

シチリア東南部には回らなければならない街がぎゅっと詰まっている。地図の上でいうならばラグーサ県とシラクーサ県にまたがり、ラグーサ、モディカ、ノートのバロック都市、古代ギリシャの街シラクーサは、駆け足の旅でもぜひ訪… 続きを読む

シチリア美食の王国へ17 素朴なのに洗練、それがシチリアのお菓子

シチリアでもっとも有名なお菓子といえば、リコッタをたっぷり使ったカッサータとカンノーリ。でも、美味しいお菓子はシチリアのあちらこちらにある。圧倒的に伝統菓子が中心だが、なかにはパレルモの「パスティッチェリア・カッペッロ」のように、今風の繊細なチョコレ… 続きを読む

シチリア美食の王国へ16 ディヴィーノ・ロッソ@マルサラ

古都に見つけたエノテカ&マルサラ料理

最後にマルサラ料理の話を少しばかり。「ワインの街」という看板があちこちに立つ旧市街の一角に「ディヴィーノ・ロッソ」という店がある。古いパラッツォの一階にあり高いヴォールト式天井の店内はワインバーとレストランに分かれ… 続きを読む

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