フィレンツェ美食散歩03 ソスタンツァ(無料公開)
店名の意味は「本質、栄養物」。本当の食堂とはこうあるべし、という哲学がその名にこめられたトラットリア。かつては作業服風制服姿の超ベテラン、コワモテ・カメリエーレたちが幅をきかせ、一見さんには敷居が高い店、というイメージがあったが代が替わって主役は彼ら… 続きを読む
店名の意味は「本質、栄養物」。本当の食堂とはこうあるべし、という哲学がその名にこめられたトラットリア。かつては作業服風制服姿の超ベテラン、コワモテ・カメリエーレたちが幅をきかせ、一見さんには敷居が高い店、というイメージがあったが代が替わって主役は彼ら… 続きを読む
サン・ロレンツォ中央市場近くに革製品や土産物などを売る屋台が無数に並ぶ一角があるが、それに惑わされてはいけない。なぜなら屋台裏にひっそりとたたずみ、昼のみ営業という昔風トラットリアのスタイルを守る「ゴッツィ」があるからだ。酒屋兼居酒屋「メッシタ」とし… 続きを読む
16世紀の歴史的建造物パラッツォ・ニッコリーニ・ブルボンの地下にある1886年創業の老舗リストランテ。当時はワインなどを寝かせていた地下室「カンティーナ」を改装したワイン酒場としてオープン。「穴」を意味する「ブカ」と呼ばれるレストランはフィレンツェに… 続きを読む
住み慣れた東京を離れ、フィレンツェに暮らすようになって早十年あまり。以来イタリア中を取材で飛び回る日々が続いていますが、それでもフィレンツェに帰って来るとなぜかホッとするのは、単純に自分が住む街だからというだけではなく、ルネサンスが生まれた人間サイズ… 続きを読む
かつて「イタリアの老舗料理店」という本を書いたとき、北中部イタリアを中心に創業100年以上のトラットリアを20軒ほど取材で食べ歩いたことがあったが、この「ケッキーノ・ダル1887」は最も強く印象に残っている店の一軒である。いまでこそ、いわゆるホルモン… 続きを読む
老舗が多いこともありちょっと奇麗ないわゆるスイーツに出会うのはなかなか難しい。しかしカンポ・ディ・フィオーリ近くに2013年3月にオープンした「デ・ベッリス De Bellis」は一見の価値有り。アンドレア・デ・ベッリスはヨーロッパの有名菓子店をあちこち… 続きを読む
コロッセオ、フォリ・インペリアーリで昼食を、という時この周辺でまともな店はまず見つからないのだがここはなかなかよかった。アレッシオ、マリア・グラッツィア、アルド、クラウディアの夫婦&子供たちで営むトラットリア。店に一歩足を踏み入れると見えて来るのはア… 続きを読む
ローマの旧市街に老舗レストランは多い。しかしトレヴィの泉やパンテオン周辺がいい例だが、ローマの場合老舗イコールいい店という図式はまず成り立たない。長い歳月、紆余曲折を経て生き残って来たのだろうがあまりにツーリストに媚び、変化してしまった老舗が多すぎる… 続きを読む
イタリアのレストランは日曜日、あるいは月曜日休みのところが多いが、ローマのテルミニ駅から来るまで5分ほどの場所にある「マルザパーネ Marzapane」はその両日ともなると休日の食事を楽しみに来る料理人、ソムリエなど料理関係者で逆ににぎわうという。彼ら… 続きを読む
明日12月13日より、EU内の飲食店では料理に含まれているアレルゲンをメニューに明記しなければならないという法律が施行される。飲食店だけでなく、原材料メーカーもラベルに記載しなければならないのだが、この法律に抗議活動を繰り広げているのは主に飲食店業界… 続きを読む