SABATINI@FIRENZEの実力
しばらくクローズしていた銀座サバティーニが10月にリニューアル・オープンするとの話を耳にした。温故知新の東京イタリア料理史でいうならば西麻布にあったチブレオと並んで、いや歴史的にも格的にもサバティーニのほうがやはり上だろう。フィレンツェ・レストラン史… 続きを読む
しばらくクローズしていた銀座サバティーニが10月にリニューアル・オープンするとの話を耳にした。温故知新の東京イタリア料理史でいうならば西麻布にあったチブレオと並んで、いや歴史的にも格的にもサバティーニのほうがやはり上だろう。フィレンツェ・レストラン史… 続きを読む
2018年8月25日、曇天のヘルシンキを朝早く出発し、車で約3時間。フィンランド有数の大都市であるタンペレを経由し、到着したのがFood & Artが開催される森と湖に囲まれた小都市マンッタだ。メイン会場となるイエスタ・パヴィリオンは2014年に… 続きを読む
毎年8月、フィンランド中部湖水地方で行われているフードイベントがFood & Art フード・アンド・アートだ。ここ数年、北欧発のガストロノミーが話題になること久しいがその中心は常にRene Redzepiレネ・レゼピのNOMAに代表されるデンマーク… 続きを読む
8月のこの時期、イタリアはバカンス・モードの真っ只中だが毎年秋に一斉に発売されるレストラン・ガイドの編集作業もピークを迎えている。そんな中、「グイダ・エスプレッソ Guida Espresso」主幹であるジャーナリスト、エンツォ・ヴィッツァリから2019… 続きを読む
Osteria della Villetta オステリア・デッラ・ヴィッレッタはブレシアとベルガモのちょうど中間あたり、イセオ湖に流れ込むオリオ川沿いの小村、Palazzolo sull’Orioにある。1900年の創業以来Rossi家が店を守っ… 続きを読む
乾燥パスタ作りの基本は、粉と水を練り、成型し、乾燥させる、の三つの工程で成り立っている。現在のような工場生産になってもそれは変わらない。ただ、19世紀末に動力が人力から蒸気、そして電気に代わり、1980年代以降の化学分析の発達によ… 続きを読む
18世紀から19世紀にかけてのパスタ隆盛は、その料理法のバリエーションが増えたことにも一因する。最も貢献したのは、新大陸からやってきたトマトである。スペインが南米から持ち帰ったこの植物は、当初は毒があるとされ、観賞用にとどまっていたが、品… 続きを読む
この度SAPORITA SHOPはAmazon Payを導入しました。これはPCでもスマートフォンでも、Amazonアカウントをお持ちなら、面倒な情報入力は不要。ログインすれば最短2クリックで登録された配送先情報やクレジットカード情報を利用してお買い物で… 続きを読む
ルネサンス期の料理書に出てくるパスタは、基本的に手作りを念頭に置いたもので、貴族など富裕層の厨房で料理人が手がけるものだった。一般庶民がパスタを食べようとすると、職人が作る専門の店で買うのである。とはいえ、高級品だったから… 続きを読む
文化黎明の中世末期から15世紀ルネサンス時代へと移り変わると、食の分野も「シンプルな調理」から「バランスと洗練の料理」へ変遷を遂げていった。この時代に、ガストロノモと呼ばれる美食家、美食研究家が輩出し、各が料理書を表している。有… 続きを読む