イタリアの「スピリットゥリズモ」を紐解く初めての指南書Spirits dei Luoghi
ツーリズムの前にひと言プラスして◯◯ツーリズムと題した、特定のテーマに沿って組み立てられた旅や観光は、体験型旅行の定番として今や巷に溢れているが、そもそもはアグリトゥリズモあたりから始まったのではないだろうか。農家の仕事を手伝ってもらう代わりに寝泊ま… 続きを読む
ツーリズムの前にひと言プラスして◯◯ツーリズムと題した、特定のテーマに沿って組み立てられた旅や観光は、体験型旅行の定番として今や巷に溢れているが、そもそもはアグリトゥリズモあたりから始まったのではないだろうか。農家の仕事を手伝ってもらう代わりに寝泊ま… 続きを読む
小規模、アルティジャナーレなメーカーが集まる食品見本市TASTEが2月8日〜10日の三日間にわたってフィレンツェで開催された。スタート当初はかつての駅舎イベントスペース、スタツィオーネ・レオポルドで行われていたが、年々出展社が増え、手狭になったことか… 続きを読む
フィレンツェでパスティッチェリアといえば、圧倒的にクラシックな世界で、どの店も素朴な焼き菓子や昔ながらのアイスケーキ(ズッコットなど)が中心。そんなフィレンツェにパスティッチェリア・ロウを持ち込んだのがヴィート・コルテーゼだ。16歳で飲食の世界に入り… 続きを読む
カポット・カゼンティーノ(カゼンティーノのコート)とは、独特の毛羽だった厚地のコートのこと。トスカーナ北東部の同名地方で作られる毛織生地のカゼンティーノの起源は14世紀に遡り、そのコートは厳しい冬に御者が着るものとして20世紀前半まで広く利用されてき… 続きを読む
ガイオーレ・イン・キャンティの「ワインスティラリー」は、ワインあるいは葡萄をベースにしたジン、ウォッカ、リキュールを手掛けるキャンティ・クラシコ地区で最初にして唯一の蒸溜所。既にその訪問記は紹介したが、このほど、同社のビターとオールド・トム・ジンが日… 続きを読む
11月26日、新宿のBar B&Fにおいて、フィレンツェのバー「ラスプーチン」のバーマネージャー、ダニエレ・カンチェッラーラによるゲストパフォーマンスが行われる。フィレンツェにシークレットバー・カルチャーを定着させたラスプーチンは、ミクソロジー… 続きを読む
今年で16回目を迎えたTASTEは、イタリアの中小規模の食品メーカーが集う見本市。一般的に見本市はBtoBの業界完結型だが、TASTEは第一回目から一般人の入場も可能としている。ビジネスだけでなく、一般消費者とのコンタクトも可能とすることでイタリアの… 続きを読む
近年続々と増えているミクソロジーカクテルのバー。毎年「フローレンス・カクテル・ウィーク」が開催されるフィレンツェもミクソロジー界では要衝である。今年前半の話題の一つは、女性バーテンダー、ヴェロニカ・コスタンティーノがバーマネージャーに就任した「De’ … 続きを読む
グッチのCEOであるマルコ・ビッザーリと「オステリア・フランチェスカーナ」のマッシモ・ボットゥーラが子供の頃からの友人ということで、フィレンツェのシニョリーア広場にある「グッチ・ガーデン」にボットゥーラが監修するオステリアが誕生したのが2018年。メ… 続きを読む
ワインに比べ、オリーブオイルの世界は20年は遅れているとも言われる。使用頻度が高い割に品質にこだわらない消費者が少なくないという現実があるが、「量より質」が行き渡るにはまず生産者が変わらなければならない。そういう観点から、近年は小規模生産者を中心に劇… 続きを読む