フィレンツェ美食散歩00 はじめに(無料公開)
住み慣れた東京を離れ、フィレンツェに暮らすようになって早十年あまり。以来イタリア中を取材で飛び回る日々が続いていますが、それでもフィレンツェに帰って来るとなぜかホッとするのは、単純に自分が住む街だからというだけではなく、ルネサンスが生まれた人間サイズ… 続きを読む
住み慣れた東京を離れ、フィレンツェに暮らすようになって早十年あまり。以来イタリア中を取材で飛び回る日々が続いていますが、それでもフィレンツェに帰って来るとなぜかホッとするのは、単純に自分が住む街だからというだけではなく、ルネサンスが生まれた人間サイズ… 続きを読む
前作「シチリア美食の王国へ」の取材中には、買い食いしたり立ち飲みしたりしつつシチリア中の市場を隅から隅までくまなく歩き回り、その都度珍奇な食材との出会い、美味なる未知の料理との邂逅を繰り返しては、その豊饒ぶりに驚かされたものだった。「市場に美味いもの… 続きを読む
かつて「イタリアの老舗料理店」という本を書いたとき、北中部イタリアを中心に創業100年以上のトラットリアを20軒ほど取材で食べ歩いたことがあったが、この「ケッキーノ・ダル1887」は最も強く印象に残っている店の一軒である。いまでこそ、いわゆるホルモン… 続きを読む
老舗が多いこともありちょっと奇麗ないわゆるスイーツに出会うのはなかなか難しい。しかしカンポ・ディ・フィオーリ近くに2013年3月にオープンした「デ・ベッリス De Bellis」は一見の価値有り。アンドレア・デ・ベッリスはヨーロッパの有名菓子店をあちこち… 続きを読む
コロッセオ、フォリ・インペリアーリで昼食を、という時この周辺でまともな店はまず見つからないのだがここはなかなかよかった。アレッシオ、マリア・グラッツィア、アルド、クラウディアの夫婦&子供たちで営むトラットリア。店に一歩足を踏み入れると見えて来るのはア… 続きを読む
ローマの旧市街に老舗レストランは多い。しかしトレヴィの泉やパンテオン周辺がいい例だが、ローマの場合老舗イコールいい店という図式はまず成り立たない。長い歳月、紆余曲折を経て生き残って来たのだろうがあまりにツーリストに媚び、変化してしまった老舗が多すぎる… 続きを読む
イタリアのレストランは日曜日、あるいは月曜日休みのところが多いが、ローマのテルミニ駅から来るまで5分ほどの場所にある「マルザパーネ Marzapane」はその両日ともなると休日の食事を楽しみに来る料理人、ソムリエなど料理関係者で逆ににぎわうという。彼ら… 続きを読む
去る2014年11月30日、ローマ・オスティエンセ駅にあるEATALY ROMAで行われたFOOD&WINE FESTIVALはIdentita GoloseとMerano Wine Festivalのコラボ・イベント。EATALY ROMA3階に新し… 続きを読む
過日1週間ほどローマ取材に出かけていた時のことである。連日雨続きの不安定な天気だったがある日コロッセオ近くにいる時、真っ黒い雲がコロッセオを覆い尽くし凄まじい土砂降りとなったことがあった。そこで避難、というわけでもないが前から目星を付けていた新しいカ… 続きを読む
ローマ旧市街パンテオン脇にあるトラットリア「アルマンド・アル・パンテオン Armando al Pantheon」はGambero Rossoで最優秀トラットリア「トレ・ガンベリ」に輝く老舗である。かつてローマでトラットリア撮影、というとよくアルマンドにお願… 続きを読む