肉屋ファロルニのビジネス・モデル
フィレンツェよりキャンティ街道を南へ向かうこと約30分。キャンティ最初の町グレーヴェ・イン・キャンティにある名物肉屋がマチェッレリア・ファロルニMacelleria Falorniだ。1806年の創業以来9代に渡って肉屋を営む老舗中の老舗は、おそらくイ… 続きを読む
フィレンツェよりキャンティ街道を南へ向かうこと約30分。キャンティ最初の町グレーヴェ・イン・キャンティにある名物肉屋がマチェッレリア・ファロルニMacelleria Falorniだ。1806年の創業以来9代に渡って肉屋を営む老舗中の老舗は、おそらくイ… 続きを読む
Gambero Rossoから毎年発行されている「Bar d’Italia」はイタリア全土のバールをコーヒー(=エスプレッソ)とロカーレ(=雰囲気面)から評価した唯一無二と言っていいバール・ガイドである。それぞれをタッツァ(Tazza)とキッコ(Chic… 続きを読む
2015年5月に始まるミラノ万博のテーマはFeeding the planet, energy for life.(地球に食料を、生命にエネルギーを)。現在イタリアではCo2削減を訴えた京都議定書にならい、ミラノ議定書の作成が急がれている。これは世界の注目がミ… 続きを読む
シチリアの州都パレルモから西へ車で1時間、サン・ヴィート・ロ・カポという海辺の町に着くが以前「シチリア美食の王国へ」でも取材したようにこの地は祝いの郷土料理としてクスクスが根付いているクスクスの聖地。
そのクスクスの聖地では毎年9月に「Cous Cous … 続きを読む
今年のイタリアは雨が多く冷夏であったと同時に、料理界でも大きな損失があった年として長く記憶されるであろう。ガンベロ・ロッソの創始者であったステファノ・ボニッリが8月3日に69才でこの世を去った。そして奇しくして同名のトラットリア「ロカンダ・アル・ガン… 続きを読む
先日、フィレンツェのレプッブリカ広場にどかーんと掲げられた広告を見て思わずのけぞった。それはトマトソースがからまったヴォイエッロの新作ペンネの広告なのだが、タイトルはドッピア・リガトゥーラ、つまりペンネの内側まで溝が刻み込まれた2枚刃パスタ?なのであ… 続きを読む
8月のある日、最新のローマ・ストリートフード事情を観察してみようと1日旧市街を歩き、パニノテカ、バール、ピッツェリアなどをあちこちのぞいてみたがローコストフードの大きな流れが主流を占めているのはフィレンツェと変わらず、ちょっとスタイリッシュなパニノテ… 続きを読む
過日ピエモンテを訪れたとき、バローロ城手前にあるワイン・オープナー博物館をのぞいたら充実したロマーノ・レヴィのグラッパ・コレクションにびっくりしたことがあった。2008年にこの世を去った天使のグラッパ・メーカー、ロマーノ・レヴィとは一度だけ彼の家で会… 続きを読む
Gambero Rossoの創設者でもあるジャーナリスト、ステファノ・ボニッリが2014年8月3日、ローマ市内の病院で息を引き取りました。69才、あまりにも早すぎる死でした。1971年、Manifesto紙の政治記者としてジャーナリストのキャリアをスタ… 続きを読む
大港湾都市ジェノヴァの近代的なベイエリアの片隅に、高い壁に囲まれて周囲から隔絶された庶民的な一画モーロ・ヴェッキオがある。その裏通りにあるのがアンティカ・オステリア・ヴィーコ・パッラ、一説によれば1621年から1628年にかけてジェノヴァに滞在してい… 続きを読む