Trussardi alla Scala@MILANO
マルケージ移転以来しばらくグルメ不毛時代が続いていたミラノだったが、ここ数年もの凄い勢いで活気を取り戻しつつある。その主流は巨匠マルケージの弟子筋にあたるマルケージ・チルドレン「マルケジーニ」たちの活躍だ。「Carlo Cracco」のカルロ・クラッコ… 続きを読む
マルケージ移転以来しばらくグルメ不毛時代が続いていたミラノだったが、ここ数年もの凄い勢いで活気を取り戻しつつある。その主流は巨匠マルケージの弟子筋にあたるマルケージ・チルドレン「マルケジーニ」たちの活躍だ。「Carlo Cracco」のカルロ・クラッコ… 続きを読む
フィレンツェよりキャンティ街道を南へ向かうこと約30分。キャンティ最初の町グレーヴェ・イン・キャンティにある名物肉屋がマチェッレリア・ファロルニMacelleria Falorniだ。1806年の創業以来9代に渡って肉屋を営む老舗中の老舗は、おそらくイ… 続きを読む
グルテンアレルギー(セリアック、イタリア語ではCeriachia)に悩むイタリア人は多く、潜在的な患者も含めると800万人いるとも言われている。ヨーロッパ全体では300人に1人の割合で発症しているというから、問題はイタリアだけでなく小麦粉を食生活のベ… 続きを読む
シチリアの州都パレルモから西へ車で1時間、サン・ヴィート・ロ・カポという海辺の町に着くが以前「シチリア美食の王国へ」でも取材したようにこの地は祝いの郷土料理としてクスクスが根付いているクスクスの聖地。
そのクスクスの聖地では毎年9月に「Cous Cous … 続きを読む
15年住んだサンタ・マリア・ノヴェッラ地区からアルノ川の反対側のサント・スピリト地区に移って半年、この小さな街では人の行動範囲がいかに狭まるかを身をもって体験した。川向こうへは3分もあれば行けるのに、ほとんど全く行かなくなった。年末のアメ横さながらに… 続きを読む
今年のイタリアは雨が多く冷夏であったと同時に、料理界でも大きな損失があった年として長く記憶されるであろう。ガンベロ・ロッソの創始者であったステファノ・ボニッリが8月3日に69才でこの世を去った。そして奇しくして同名のトラットリア「ロカンダ・アル・ガン… 続きを読む
素材の組み合わせに、基本原理はあるのか。おそらく、多くの人はあると感じているだろう。それを解明しようと実際に科学的なアプローチを試みている研究者もいるし、そうではない一般人でも、経験的にどれとどれを組み合わせれば美味しくなるか大なり小なり知っている。… 続きを読む
先日、フィレンツェのレプッブリカ広場にどかーんと掲げられた広告を見て思わずのけぞった。それはトマトソースがからまったヴォイエッロの新作ペンネの広告なのだが、タイトルはドッピア・リガトゥーラ、つまりペンネの内側まで溝が刻み込まれた2枚刃パスタ?なのであ… 続きを読む
8月のある日、最新のローマ・ストリートフード事情を観察してみようと1日旧市街を歩き、パニノテカ、バール、ピッツェリアなどをあちこちのぞいてみたがローコストフードの大きな流れが主流を占めているのはフィレンツェと変わらず、ちょっとスタイリッシュなパニノテ… 続きを読む
レストランガイド「ガンベロ・ロッソ」で長らくトレ・ガンベリを維持してきた「ロカンダ・アル・ガンベロ・ロッソ」が、この8月31日を最後に閉店する。閉店理由は、料理人ジュリアーナ・サラゴーニの健康問題。長年の立ち仕事で足を悪くし、これ以上続けてはならない… 続きを読む