フィレンツェ美食散歩07 カッミッロ
ポンテ・ヴェッキオからわずかの距離にある「カッミッロ」もまた、激動の時代を生き抜き、フィレンツェ・レストラン史の変遷を見守って来た老舗の一軒である。第二次大戦中に食料品店として創業したものの爆撃を受け、現在の場所に移転したのが1945年。以来60年あ… 続きを読む
ポンテ・ヴェッキオからわずかの距離にある「カッミッロ」もまた、激動の時代を生き抜き、フィレンツェ・レストラン史の変遷を見守って来た老舗の一軒である。第二次大戦中に食料品店として創業したものの爆撃を受け、現在の場所に移転したのが1945年。以来60年あ… 続きを読む
「カンビ」がアルノ川対岸地区、サンフレディアーノに誕生したのは1950年のこと。当初は従兄弟同士のシルヴァーノとブルーノがワインの量り売り兼、ワインを飲ませ簡単なつまみも出す「フィアスケッテリア」としてオープン。間もなく当時アルノ川の川砂利をすくって… 続きを読む
フィレンツェ旧市街からはちょっと離れた小高い丘の上にある眺めの良いレストラン。歩いても行けないことはないがやや遠いのでタクシーに乗るのが無難。たいていは住所をいわなくても「リストランテ・オメロ!!」で通じるはず。ローマ門から街の南へ出てポッジョ・イン… 続きを読む
サント・スピリト地区にある迫力の体育会系トラットリア。店名は住所からとられたものだが、もともとこの場所には1950年代から続いた「トラットリア・リナルド」があったところ。かつては店に詩人、画家、酔っぱらい、はみ出しもの(以上店の公式サイトより)が集っ… 続きを読む
店名の意味は「本質、栄養物」。本当の食堂とはこうあるべし、という哲学がその名にこめられたトラットリア。かつては作業服風制服姿の超ベテラン、コワモテ・カメリエーレたちが幅をきかせ、一見さんには敷居が高い店、というイメージがあったが代が替わって主役は彼ら… 続きを読む
サン・ロレンツォ中央市場近くに革製品や土産物などを売る屋台が無数に並ぶ一角があるが、それに惑わされてはいけない。なぜなら屋台裏にひっそりとたたずみ、昼のみ営業という昔風トラットリアのスタイルを守る「ゴッツィ」があるからだ。酒屋兼居酒屋「メッシタ」とし… 続きを読む
16世紀の歴史的建造物パラッツォ・ニッコリーニ・ブルボンの地下にある1886年創業の老舗リストランテ。当時はワインなどを寝かせていた地下室「カンティーナ」を改装したワイン酒場としてオープン。「穴」を意味する「ブカ」と呼ばれるレストランはフィレンツェに… 続きを読む
住み慣れた東京を離れ、フィレンツェに暮らすようになって早十年あまり。以来イタリア中を取材で飛び回る日々が続いていますが、それでもフィレンツェに帰って来るとなぜかホッとするのは、単純に自分が住む街だからというだけではなく、ルネサンスが生まれた人間サイズ… 続きを読む