ロマーノ・レヴィ追想録
過日ピエモンテを訪れたとき、バローロ城手前にあるワイン・オープナー博物館をのぞいたら充実したロマーノ・レヴィのグラッパ・コレクションにびっくりしたことがあった。2008年にこの世を去った天使のグラッパ・メーカー、ロマーノ・レヴィとは一度だけ彼の家で会… 続きを読む
過日ピエモンテを訪れたとき、バローロ城手前にあるワイン・オープナー博物館をのぞいたら充実したロマーノ・レヴィのグラッパ・コレクションにびっくりしたことがあった。2008年にこの世を去った天使のグラッパ・メーカー、ロマーノ・レヴィとは一度だけ彼の家で会… 続きを読む
食ジャーナリストのDavide Paoliniが主宰するサイトGastronautaで 近頃盛り上がった話題が「反レストランガイド」。Luca Vercelloniというグアルティエロ・マルケージの弟子で食のマーケティングを生業とし、ガストロノミアについて… 続きを読む
Gambero Rossoの創設者でもあるジャーナリスト、ステファノ・ボニッリが2014年8月3日、ローマ市内の病院で息を引き取りました。69才、あまりにも早すぎる死でした。1971年、Manifesto紙の政治記者としてジャーナリストのキャリアをスタ… 続きを読む
大港湾都市ジェノヴァの近代的なベイエリアの片隅に、高い壁に囲まれて周囲から隔絶された庶民的な一画モーロ・ヴェッキオがある。その裏通りにあるのがアンティカ・オステリア・ヴィーコ・パッラ、一説によれば1621年から1628年にかけてジェノヴァに滞在してい… 続きを読む
いまやフィレンツェの名店として名高いトラットリアBuca dell’Orafo(ブカデッロラフォ)。ここ十年この店の厨房を飾ってきた料理人にFerragosto@須賀川の岩崎里美嬢や、現在フィレンツェで最も脂が乗っている日本人料理人、枝澤竜太くんがいる… 続きを読む
フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の社長、エウジェニオ・アルファンデリはいつも、「老舗はその地位に安穏としていてはいけない。歴史の重みを感じながらも常に変革していかなければすぐに廃れてしまう」と言う。およそ400年間、何度も存亡の危機に遭い… 続きを読む
去る6月12、13日、パルマのアカデミア・バリラでパスタ世界選手権が開催された。今年で3回目、世界23カ国から27名の料理人が参加した。出場者のほとんどは外国で活躍するイタリア人で、外国人はほんのわずか。一昨年開催された第一回では、日本人の山田剛嗣さ… 続きを読む
イタリアでも最近は、Wagyuについて語るイタリア人が増えている。折からのユーロ高で日本への観光旅行がちょっと身近になり、日本で食べたあの「とろけるように柔らかい」牛肉をもう一度食べたいというのである。特にKobe-beefの名の浸透ぶりが著しい。W… 続きを読む