果たしてこれはエスプレッソなのか?Sant’Eustachio@ROMA
Gambero Rossoから毎年発行されている「Bar d’Italia」はイタリア全土のバールをコーヒー(=エスプレッソ)とロカーレ(=雰囲気面)から評価した唯一無二と言っていいバール・ガイドである。それぞれをタッツァ(Tazza)とキッコ(Chic… 続きを読む
Gambero Rossoから毎年発行されている「Bar d’Italia」はイタリア全土のバールをコーヒー(=エスプレッソ)とロカーレ(=雰囲気面)から評価した唯一無二と言っていいバール・ガイドである。それぞれをタッツァ(Tazza)とキッコ(Chic… 続きを読む
2015年5月に始まるミラノ万博のテーマはFeeding the planet, energy for life.(地球に食料を、生命にエネルギーを)。現在イタリアではCo2削減を訴えた京都議定書にならい、ミラノ議定書の作成が急がれている。これは世界の注目がミ… 続きを読む
イタリアで最初のワイン生産者組合は、1924年ラッダ・イン・キャンティで結成された。33の生産者が参加したこの組合は、トスカーナの他の地域で造られるワインと区別するため、32年にキャンティの名前の使用区域を限定。そして、キャンティは67年にDOCに、… 続きを読む
シチリアの州都パレルモから西へ車で1時間、サン・ヴィート・ロ・カポという海辺の町に着くが以前「シチリア美食の王国へ」でも取材したようにこの地は祝いの郷土料理としてクスクスが根付いているクスクスの聖地。
そのクスクスの聖地では毎年9月に「Cous Cous … 続きを読む
15年住んだサンタ・マリア・ノヴェッラ地区からアルノ川の反対側のサント・スピリト地区に移って半年、この小さな街では人の行動範囲がいかに狭まるかを身をもって体験した。川向こうへは3分もあれば行けるのに、ほとんど全く行かなくなった。年末のアメ横さながらに… 続きを読む
今年のイタリアは雨が多く冷夏であったと同時に、料理界でも大きな損失があった年として長く記憶されるであろう。ガンベロ・ロッソの創始者であったステファノ・ボニッリが8月3日に69才でこの世を去った。そして奇しくして同名のトラットリア「ロカンダ・アル・ガン… 続きを読む
8月のある日、最新のローマ・ストリートフード事情を観察してみようと1日旧市街を歩き、パニノテカ、バール、ピッツェリアなどをあちこちのぞいてみたがローコストフードの大きな流れが主流を占めているのはフィレンツェと変わらず、ちょっとスタイリッシュなパニノテ… 続きを読む
レストランガイド「ガンベロ・ロッソ」で長らくトレ・ガンベリを維持してきた「ロカンダ・アル・ガンベロ・ロッソ」が、この8月31日を最後に閉店する。閉店理由は、料理人ジュリアーナ・サラゴーニの健康問題。長年の立ち仕事で足を悪くし、これ以上続けてはならない… 続きを読む
過日ピエモンテを訪れたとき、バローロ城手前にあるワイン・オープナー博物館をのぞいたら充実したロマーノ・レヴィのグラッパ・コレクションにびっくりしたことがあった。2008年にこの世を去った天使のグラッパ・メーカー、ロマーノ・レヴィとは一度だけ彼の家で会… 続きを読む
大港湾都市ジェノヴァの近代的なベイエリアの片隅に、高い壁に囲まれて周囲から隔絶された庶民的な一画モーロ・ヴェッキオがある。その裏通りにあるのがアンティカ・オステリア・ヴィーコ・パッラ、一説によれば1621年から1628年にかけてジェノヴァに滞在してい… 続きを読む