シチリア美食の王国へ15 フローリオ@マルサラ
マルサラ・ワインの歴史を今日に伝える大酒蔵
西海岸の旅の終着点はシチリア本島最西端の街ワインのマルサラだった。ワイン生産の本拠地でもあった小島モツィアがシラクーサの軍隊によって滅ぼされてからフェニキア人のはマルサラの街を築いた。ローマ人が主要軍港として… 続きを読む
マルサラ・ワインの歴史を今日に伝える大酒蔵
西海岸の旅の終着点はシチリア本島最西端の街ワインのマルサラだった。ワイン生産の本拠地でもあった小島モツィアがシラクーサの軍隊によって滅ぼされてからフェニキア人のはマルサラの街を築いた。ローマ人が主要軍港として… 続きを読む
フェニキア人から現代へと伝わる手作りの塩田
真夏にトラーパニからマルサラにかけての海岸線を車で走ると、小山のように積み重ねられた無数の塩の山と風車が見える。この地方独特の「サリーナ」と呼ばれるイタリア最大の塩田風景である。今だから言えるが以前真夏にこの… 続きを読む
養蜂家から一般客まで訪れる蜂蜜専門店
トラーパニでもう一件、ミジリシェーミの主人に聞いた蜂蜜専門店を覗いてみた。紀元前10世紀に遡るスペイン・バレンシア地方のアラニアの洞窟壁画にも蜂の巣を捕る女性の壁画が描かれているくらいだから地中海全域で古代から蜂… 続きを読む
アフリカをのぞむ荒くれ物の港町の港湾食堂—Bettina ベッティーナ(Trapani トラーパニ)
トラーパニを訪れるのはこれで三度目になるが実はまだ一度もきちんと食事をしたことがない。旅の途中で常に通過するだけの街であった。対岸わずか2… 続きを読む
ワイルド・ワイルド・ウエストなシチリアの農家に泊まる
シチリアのアグリツーリズモにどうしても一度泊まってみたかった。フィレンツェに住んでいるということもありトスカーナ近辺の瀟洒なアグリツーリズモ(私達はアグリと呼ぶ)からディープ・トスカーナのアグリまで… 続きを読む
サン・ヴィート・ロ・カポで出会ったクスクスの女王—Pocho
実はクスクスには苦い思い出がある。というのも生まれてはじめてシチリアの地を旅した95年の夏、孤高の山岳都市エリチェでトラーパニ風クスクスなるものを食べたのだ。この街は標高750… 続きを読む
パレルモ郊外へゆで卵とズィビッボの前菜を食べに
シチリアを初めて訪れた時、強烈に印象に残った店がある。バゲリーアの食堂「ドン・チッチョ」。バゲリーアは18世紀末の、シチリア貴族がいっせいに郊外へ出ていった時代に発展した街である。貴族達がこぞって建てたパ… 続きを読む
シチリア料理界で今もっとも勢いに乗るミシュラン二つ星
イタリアはガイドブックが充実している国である。出版点数も多いし、レストラン評価もあの本、この本といろいろやっているが、なんといっても一番の権威はやっぱり『ミシュラン』である。フランスに対しては猛烈に… 続きを読む
食事あってのワインを実感。5つのシラー試飲と田舎のシンプル料理
「エノテカ・ピコーネ」のニコラに誘われて、ある日曜日、パレルモの南、カンポレアーレ近くにあるワイナリーへ出掛けた。その日そこでは5つのシラー100%ワインの試飲会があるというのだ。開始時間… 続きを読む
インテリが多いから?ワインバー急増のパレルモ
ナイトライフはカターニアだけど、パレルモには文化がある、というのがパレルモ人の口癖。彼らのいうナイトライフとは、パブとかディスコに出掛けることを指す。最近はロカーレとも呼ぶ、クラブとレストランが合体したよう… 続きを読む