フィレンツェ美食散歩13 イノ

二〇〇二年のユーロ通貨導入以降インフレが進み、物価が見る見るうちに上がってしまったイタリア。人々はより安いものを求めるようになり、安くてお腹いっぱいになるケバブなどエスニックのファストフード店が街のあちこちに現れた。この状況に警鐘を鳴らすかのように、… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩12 ヴィナイーノ

店の形態でいうなら「ヴィナイーノ」はトラットリアよりさらに気さくなオステリアであろう。紙のランチョンマットにコップ酒、使い込んだ器はトスカーナの正統「サトゥルニア」。一見すればただの飲み屋だが、その狭い厨房からはおいしそうな香りとともに、次々と料理が… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩11トレ・パンケ

フィレンツェは、徒歩で回れる中心地にレストランが多く集まっている。だが、その実態は玉石混淆で、いい店とそうでない店に当たる確率は半々といったところだろうか。食事も大きな楽しみである旅において、“そうでない店”にはなるべく当たりたくない。できれば、“す… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩10 ガルガ

派手な色に塗られた壁、その壁に掛けられたシュールな絵、オブジェや彫刻。一見するとちょっと危ない感じがしないでもないが、ここはフィレンツェの他のどこの店とも違う独自のスタイルを八〇年代に確立したトラットリア。内装だけではなく、料理も、である。

郷土料理は… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩09 アルマンド

「マンマ」のイメージが強いイタリア料理界だが、実際プロの料理人は圧倒的に男性が多い。それはフィレンツェでも同様なのだが「アルマンド」はお母さんシェフ、ジョヴァンナとホールを預かるしっかりものの娘アレッサンドラが切り盛りする女性陣中心の店である。

名物は… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩08ブカデッロラフォ

この店は、実は正しく“体育会系”だと思う。その理由は、味の濃さに尽きる。味覚を通して脳に染み渡る一種しびれのような知覚を “濃いと感じる”と表現するならば、この店の料理はまさしく、濃い。この濃さに、初めは「だめだ、ついていけない」と思う。しかし、何度か… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩07 カッミッロ

ポンテ・ヴェッキオからわずかの距離にある「カッミッロ」もまた、激動の時代を生き抜き、フィレンツェ・レストラン史の変遷を見守って来た老舗の一軒である。第二次大戦中に食料品店として創業したものの爆撃を受け、現在の場所に移転したのが1945年。以来60年あ… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩06 アンティコ・リストロ・カンビ

「カンビ」がアルノ川対岸地区、サンフレディアーノに誕生したのは1950年のこと。当初は従兄弟同士のシルヴァーノとブルーノがワインの量り売り兼、ワインを飲ませ簡単なつまみも出す「フィアスケッテリア」としてオープン。間もなく当時アルノ川の川砂利をすくって… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩05 オメロ

フィレンツェ旧市街からはちょっと離れた小高い丘の上にある眺めの良いレストラン。歩いても行けないことはないがやや遠いのでタクシーに乗るのが無難。たいていは住所をいわなくても「リストランテ・オメロ!!」で通じるはず。ローマ門から街の南へ出てポッジョ・イン… 続きを読む

フィレンツェ美食散歩04 サンタゴスティーノ23

サント・スピリト地区にある迫力の体育会系トラットリア。店名は住所からとられたものだが、もともとこの場所には1950年代から続いた「トラットリア・リナルド」があったところ。かつては店に詩人、画家、酔っぱらい、はみ出しもの(以上店の公式サイトより)が集っ… 続きを読む

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