イタリア縦断鉄道の旅13 トスカーナ世界遺産都市巡り
フィレンツェに暮らしはじめて早10年の月日が流れたが、未だ職人街にある築500年のアパートから動けないのは、そこがサンタ・マリア・ノヴェッラ駅から近いからである。時に夜明け前、あるいは夜更けに荷物をひきずってイタリア各地へ出かける時も切符を発券しに行… 続きを読む
フィレンツェに暮らしはじめて早10年の月日が流れたが、未だ職人街にある築500年のアパートから動けないのは、そこがサンタ・マリア・ノヴェッラ駅から近いからである。時に夜明け前、あるいは夜更けに荷物をひきずってイタリア各地へ出かける時も切符を発券しに行… 続きを読む
連日続く早起きはまだまだ続き、6時に宿を出て駅に向う。まだ辺りはとっぷり暗い中ロザリオ教会だけが異様に光り輝いている。
レッチェ駅はすでに通勤客でにぎっていた。駅の新聞、雑誌スタンド「エディーコラ」でスッド・エスト鉄道Ferrovie del … 続きを読む
翌朝7時にタクシーに迎えに来てもらい、コセンツァ駅に向う。すると、駅は昨日と同じく、またしても人気がほとんどなかった。この駅は向って右がカラブリア鉄道、左がFSになっている。バールでカプチーノ飲みつつ列車を待つ。するとやってきたのはまたし… 続きを読む
翌朝再びパスクアーレにナポリ中央駅まで送ってもらい、レッジョ・ディ・カラブリア行きESはナポリ中央駅でなく、その地下にあるピアッツァ・ガリバルディ駅から出る。地下鉄駅のように薄暗い構内にはバールも売店もなく、あまり長居したい雰囲気ではない… 続きを読む
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅を6時40分に出発したエウロスターES9421、ETR500は定刻通りの8時30分、ローマ・テルミニ駅に着いた。駅のホームは乗降客が慌ただしく行き交う、活気あふれる時間帯である。
南イタリアへの旅の… 続きを読む
翌朝、ボルツァーノには厚い雲が立ちこめ、しとしとふるいやな雨。駅のバールでカプッチーノを飲みながら見ていると、ボルツァーノ駅に到着する列車はどれも超満員で車内のガラスは白く曇り、ドアが開くとものすごい勢いで人が吐き出されてくる。ちょうど朝の通勤、通学… 続きを読む
翌朝10時46分発のレジョナーレでボルツァーノへ戻る。到着は定刻通りの11時25分。ケーブルカー乗り場近くにある、ボルツァーノの定宿ホテル・スカラHotel Scala(www.scalahot.com/)に荷物を置き、レセプションの若い女… 続きを読む
翌朝7時に駅近くのホテルを出る。駅のバールでカプッチーノを一杯。これから北東イタリアを代表する山岳リゾート地ドロミティを3日間かけて一周する旅へと出発する。7時41分発の各駅停車レジョナーレは2両編成のディーゼル・カー。トレントまでの15… 続きを読む
東北イタリアを旅する際に起点となるのは、いつもヴェネツィア・サンタ・ルチア駅である。本土側のメストレ海上に作られた線路で結ばれる1841年まで、1000年間に渡ってヴェネツィアへの唯一のアプローチは水路であった。ナポレオンによって共和国の歴史に終止符… 続きを読む
5分遅れでニースからやって来た15時05分発ジェノヴァ行きエウロシティ「サンレモ号」に乗り込む。これはコンパートメント・タイプの客車で同席は2人のフランス人男性。
サンレモ、インペリア、アルベンガ、右手に見えるのははどこまでも続く青い海。西リヴィエラ、… 続きを読む